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廃棄予定の腕時計が見事なアートに生まれ変わる!【MonoMaxが注目するSDGsモノ Vol.16】

執筆者:

今や、誰しもが欠かすことのできない“SDGs”への配慮がなされた、魅力的なモノやサービスを紹介していく当連載。
第16回に取り上げるのは「リタイム サステナブルアートプロジェクト」です。

『SDGs』を今一度おさらい!
2015年9月の国連サミットで採択された持続可能な開発目標。
「貧困」「持続可能な消費と生産」「気候変動」など17のゴールと169のターゲットから構成される。2030年が達成年限。

「セイコーアストロンの限定腕時計」黒×紫が織りなす幻想的情景…NexterシリーズのStarry Skyモデル第3弾のテーマは“星空の下で咲き誇る夜桜”

廃棄対象となる腕時計をアートとしてよみがえらせる

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「トケイソウ」(◯ hiromi作)¥88,000 

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「いるだけでかわいい」(おおはしみさ作)¥132,000 

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「Different time flow」(中田晋一作)¥110,000 

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「Massage from nature」(綾海作)¥99,000

モノの“価値”は多様だ。受け取る人の捉え方によって、どのように評価することもできる。
たとえ廃棄予定の“ゴミ”と呼ばれるものであっても、手を加えることで輝くほどの魅力を放つ代物に生まれ変わることもある。
新しい価値を与えることで資源削減を抑制し、持続性を高める「アップサイクル」は、SDGs達成のための手段として注目されている考えのひとつだ。今年8月、腕時計業界にて意欲的なアップサイクルプロジェクトがスタートした。

数多くの腕時計ブランドを日本に導入してきたビヨンクール、障がい者アーティストとチームになって社会貢献型事業を行うパラリンアート、アートを通じてエコロジーな社会を目指すエコアートの三者がパートナーシップを締結。不要な時計を必要なものに変えるアート集団「リタイム」を発足させた。

まずは7名のアーティストが参加し、それぞれの想いを込めたアート作品を制作。すべてが時計の歯車や文字盤、ムーブメントなどを活かした1点モノだ。今後は作品や参加アーティストの増加や販売店舗を拡大。最終的には廃棄する腕時計をなくすことや参加アーティストの生活水準の向上を目指しているという。

アートとしてアップサイクルすることで、止まるはずだった製品としての価値は再び動き始める。

回収した腕時計を使ってアーティストが作品に

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数多くの腕時計が生み出される一方で、様々な理由で“不要”となってしまう製品も数多く存在する。廃棄対象となった腕時計を回収した後、分解作業を行ってそれぞれのパーツに仕分け、それらを使ってリタイムアーティストが新たなアート作品を作り出していく。

セレクトショップにて腕時計の回収を実施

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ビヨンクールが全国に展開するファッションウォッチのセレクトショップエイチエムエスウォッチストアでは、不要となってしまった腕時計を回収するサービスを開始。8月には同表参道店にて展示販売会が行われ、その後はオンラインでの作品販売も開始されている。

リタイム
サステナブルアートプロジェクト
問:H'M’S" WatchStore 表参道 TEL:03-6438-9321

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この記事を書いた人

横山博之

ライター横山博之

カバン、時計、ファッションなど男性のライフスタイルを彩るモノを領域とするライター。デザイナーや職人などモノづくりに関わるキーパーソンへのインタビュー経験も豊富。時代の先端を行く技術やカルチャーにも目を向ける。

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Website:https://monomax.jp/

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