EVになった“フィアット600”を試乗レポート、「優雅さと品格が際立つ」マツダの新フラッグシップSUV ほか【クルマの人気記事ランキングベスト3】(2024年10月版)
世界のスーパーカーとタメ張れる国産車!
日産がとんでもないクルマを発表した。クルマ好きなら一度は憧れたことのあるだろう「フェアレディZ」。それほどクルマに興味のない方でも「フェアレディZ」の名前は知っているのではないだろうか。ロングノーズ・ショートデッキでいかにも速そうで、見た目が日本車っぽくないクルマ。
1969年に初代モデルであるS30型系が発売され、北米市場を中心に大ヒット。70年代のスーパーカーブームを過ごした世代なら「フェアレディZ」こそ、世界のスーパーカーとタメ張れる国産車というかもしれない。マンガ「サーキットの狼」には世界のスーパーカーとともに、スピードに魅了されたたくさんのドライバーが登場する。
作品の中ではドライバーの個性に合わせて多くの車種が登場するが、「フェアレディZ」を駆るドライバーは、元秋田県警・交通機動隊出身のレーサー沖田、主人公・風吹裕也の同級生・長岡五郎と2台も登場する。それほど「フェアレディZ」は国産車においてスポーツカーと呼ぶにふさわしい存在だったのだ。それが50年の時を経てもなお健在のモデルだ。
2022年4月に新型「フェアレディZ」が登場!
モーターファンに愛される「フェアレディZ」はこれまでに世界で180万台以上の販売を誇る。そのモデルが伝統的な後輪駆動のスポーツカーデザインを踏襲し、なおかつ初代S30型系を彷彿とさせるロングノーズ・ショートデッキで7代目となる新型「フェアレディZ」RZ34型系が2022年4月に発売となった。
搭載されるエンジンは405馬力、V型6気筒のVR30DDTT 3.0Lツインターボ。このスペックすらスゴイのに、今回発表された「Nissan Z GT4」はVR30DDTT型エンジンの素性のよさを活かしたエンジンチューニングが施されている。
過酷な24時間耐久レースに参戦!
2022年4月に発売となったRZ34型系をベースにNISMO Racing事業部が「Nissan Z GT4」を開発。6月にはENEOS スーパー耐久シリーズ2022 Powered by Hankook 第2戦 NAPAC 富士SUPER TEC 24時間レースに参戦し、過酷なレースを戦うとともに貴重なデータを蓄積。
日産の公式発表によると「富士24時間レースにテスト参戦した車両をベースに改良を重ね、プロドライバーからジェントルマンドライバーまで、幅広いレベルのドライバーに、総合的に満足していただけるパフォーマンスを実現しています。」とのこと。
「Nissan Z GT4」の仕様や詳細は、2022年11月1日~4日にアメリカで開催される2022 SEMAショーにおいて発表となり、2023年シーズンから発売となるようだ。
ちなみに現行で販売されている新型「フェアレディZ」RZ34型系のスペックは以下となっている。
スペック
「フェアレディZ」Version ST 6速MT
全長×全幅×全高 4,380×1,845×1,315mm
車両重量 1,590kg
エンジン V型6気筒VR30DDTT 3.0Lツインターボ
総排気量 2,997cc
最高出力 298kW(405PS)/6,400rpm
最大トルク 475Nm(48.4kgm)/1,600〜5,600rpm
全国メーカー希望小売価格 ¥6,462,500(税込)
日産自動車 お客様相談室 TEL:0120-315-232
文/矢作優一 画像提供/日産自動車
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この記事を書いた人
スタイリスト矢作優一(Leonardo 45)
アウトドア、インテリア、フードと多岐にわたってスタイリングを手掛ける。撮影で使うプロップを集めるうちに、モノ好きが覚醒。ジャンルや新旧を問わず珍しいアイテムを手にとってみたい衝動が抑えられず、山のように積まれた最新ギア、ビンテージモノ、ジャンク品に囲まれた暮らしをしている。
Website:https://monomax.jp/
お問い合わせ:monomaxofficial@takarajimasha.co.jp
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