広くて快適でオマケに維持費も安い!今までありそうでなかった乗用ワゴン的に使える荷室の広い4ナンバー軽スーパーハイトバンだ。これぞ遊べるクルマの決定版かも?
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「間違いない旬な新車大賞2024」自動車ジャーナリストが推薦!“アジアンコスパSUV部門大賞”はインド産の真逆戦略をとった2台
このクルマ、一見してスズキの大人気軽スーパーハイトワゴンの新バージョンかも?と思うかもしれませんが根本的に違います。
確かに全高1.7ⅿ台の両側スライドドア軽として2番目に売れているスペーシアの派生車ではありますが、ボディ内のスペース配分や最大積載量が違って完全なる商用車、4ナンバー登録の一応ビジネス用軽バンなのです。
詳しくない人のために言うと日本は税制的に「乗用車」と「商用車」がハッキリと分かれており、前者は文字通りファミリーユーザー用でそれなりに税金や維持費がかかります。片やビジネス向け商用車である貨物用は、ある程度のスペース規定こそありますが税金や維持費が確実に安くなるのです。
そして今まで軽の背高商用バンやトラックは専用のリア駆動レイアウトを持ち、ラゲッジが広く、重い荷物が積める代わりに見た目はいかにも業務用で乗り心地も硬く、内装も質素でした。具体的にはスズキ キャリイやダイハツ ハイゼットカーゴのような軽トラックベースのバンばかりでした。
そこに風穴を開けたのが4年前に登場したホンダN-VAN。こちらは乗用FF車ベースながら専用に足を程よくどよく硬くし、室内を広くしたものでした。ただ、それでも助手席は狭いし、ドアも重い。スペーシア ベースはそれをさらに乗用車寄りに快適にしつつ、商用車同様の広いラゲッジも兼ね備えた“乗用&商用のいいとこ取り”軽バンなのです。
ベースは車名通り乗用のスペーシア。しかし車内の作りはかなり違います。リアシートはヘッドレストもない平板なもの。シートスライド、リクライニングもなく、ヒザ前は決定的に狭い。代わりに軽商用規定に則り、リアシートよりも広いラゲッジスペースを持ち、最大積載量200㎏となかなか。
何より足回りは乗用スペーシアと変わらず。つまり乗り心地、ハンドリング共に快適なのです。ラゲッジをオフィス代わり車中泊にも使え、内外装ともに程よくシンプル。何よりも自動車税が安い。軽スーパーハイトを遊びや仕事に使い倒したいユーザーには最適なのです!
緊急用リアは変幻自在! 使えるマルチボードで車中泊や移動オフィスに!
やはり最大の魅力は広くていろいろ使えるラゲッジスペース。リアシートをラゲッジ以上に広く取ってはいけない……という4ナンバー規定でリアは狭く、シートスライドもできない完全エマージェンシー用。
だがその分ラゲッジが広くて200kg(2名乗車時)まで積めるし、専用マルチボードを上手に使えば変幻自在!
横に3つの高さで使い分けて「ビジネスデスク」「野外販売デスク」「車中泊」に対応できる他、縦に使えば安全な「ペットスペース」も作れる。かつてない使い勝手!
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