ちなみに両側の荷物バンドの間には閉じた際に、指3~4本ほどの中空スペースがあるので、シワにしたくないジャケット、あるいはダウンのような容積を食う上着を収めるのにも、重宝しそうだ。
造りについても、ライニング以外に進化していた点は、蝶番がより精巧で丈夫なものに変更され、×4点留めになったことだ。
ケース片側に重量が載る可能性を考慮してのことだが、これで外枠の変形も抑えられて、開閉の精度も保たれやすそう。実用的ではないが、船旅時代のスーツケースのように縦ポジションで観音開きも、何となくやってみたくなる。
もうひとつ感心したのは、蓋側の四隅に配された黒レザーのコーナーガード。これは開口部を一周する金属モールが角で切れるのを防ぐのに効果的であろう、短期的には開閉タッチに資するディティール、長期的には耐久性重視の造りといえる。
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