EVになった“フィアット600”を試乗レポート、「優雅さと品格が際立つ」マツダの新フラッグシップSUV ほか【クルマの人気記事ランキングベスト3】(2024年10月版)
フォルクスワーゲン ポロGTIがマイナーチェンジして登場した。ファンにとっては待望の復活。帰ってきたポロGTIはどんなモデルに進化したのだろうか。ベースとなるポロシリーズの性能向上とともに、新しくなったポロGTIに大きな期待が寄せられている。
「ゴルフGTI の弟分」として誕生したホットハッチ
ポロGTIはコンパクトカー「ポロ」をベースとしたホットハッチ。1998年、3代目ポロの世代において、「ゴルフGTIの弟分」として誕生した。
当初はゴルフGTI よりも小さなエンジンを搭載していたが、最近はゴルフGTI と同排気量の2.0TSIターボエンジンを搭載、ゴルフGTI に匹敵するスペックを持ちつつある。
ゴルフGTI がハイパフォーマンス化することで、ポロGTIがホットハッチらしい存在になりつつあるという声もある。
ポロシリーズのMCから遅れて登場した「GTI」
今回ポロGTIのマイナーチェンジが発表されたことには少々複雑な事情がある。
ポロは2022年6月にマイナーチェンジされ、フロント/リア周りのデザインを刷新、さらにグレード構成も一新するなど大規模な変更が行われたが、その発表に「ポロGTI」の情報はなく、「ポロGTI」は一時的にポロシリーズのラインナップから消えていた。
そして遅れてこのたび、6月のマイナーチェンジに則した変更が加えられた新型「ポロGTI」が登場したというわけだ。
最新型のポロGTIは従来よりも7PS上回る最高出力207PSの2L直4 DOHCターボエンジン(2.0TSI)を搭載、最大トルクは変わらないが、7速DCT(DSG)と組み合わされ、最高速は236km/hから240km/hへ、0→100km/h加速は6.7秒から6.5秒に向上している。
シャシにはノーマルモデル比で15mmローダウンされたGTI専用のスポーツサスペンションを採用。高速でのコーナリング時にトラクション性能を最適化する電子制御式ディファレンシャルロック「XDS」や、自分好みの走りを選択できるドライビングプロファイル機能も標準で装備される。
オプションとして、 スポーツモードとノーマルモードの切り替えを可能とするアクティブダンパーを備えた「スポーツセレクト(Sport Select)シャシー付スポーツパフォーマンスキット」と7.5J×18インチアルミホイールと215/40R18タイヤをセットにした「スポーツセレクトパッケージ」も用意されている。
エクステリアのデザインはポロシリーズの変更にあわせて、フロントグリル下方の赤いGTIラインとともに走るLED、左右に2個のLEDドライビングライトに手が加えられ、LEDマトリックスヘッドライト「IQ.ライト(IQ.LIGHT)」も搭載する。
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この記事を書いた人
ライター近藤暁史
男だてらにお堅く学習院大学文学部国文学科卒。ファッション誌から一気に転身して、自動車専門誌の編集部へ。独立後は国内外の各媒体で編集・執筆、動画製作なども。新車、雑ネタを中心に、タイヤが付いているものならなんでも守備範囲。AJAJ(日本自動車ジャーナリスト協会)会員。自身のYouTubeチャンネル「こんどう自動車部」では、洗車・自動車のメンテナンスなどを中心に、クルマに関わる裏技を紹介中!
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