フィアットのコンパクトSUV「500X(チンクエチェント エックス)」が新しいエクステリアデザインを採用して登場した。フィアット500がフルモデルチェンジされて「500e」が誕生したことを受けて、500Xもそのイメージに近いデザインとなった。今回はフェイスリフトを受けた「500X」の詳細に迫ってみる。
500よりもひとクラス上の「カジュアルなSUV」
「フィアット500X」は、フィアット500をモチーフとしたエクステリアデザインが人気のコンパクトSUV。「500の兄貴分」として、500よりもひとクラス上の「身の丈サイズのカジュアルなSUV」という位置づけで、ジープ レネゲードとプラットフォームを共有しSUVとして高い資質も持ち合わせていることも魅力となっている。
可愛らしさという点ではフィアット500に敵わないが、大きめのボディサイズと4枚ドアの実用性、運転しやすいちょっと高めのヒップポイント、高い走破性を持ち合わせているのは大きなポイントだ。
500ファミリーであることを強調するデザイン
今回の一部改良の注目点は、新デザインのフロントマスクとリニューアルされたエンブレムの採用。
フロントマスクは電気自動車となった2代目フィアット500eのグリルレスデザインを採用。もちろん500Xが電気自動車になったわけではないが、イメージはかなり500eに近いもの最新世代のものとなった。
エンブレムはフロントエンドをシリーズ名の「500」とし、リアの「FIAT」のエンブレムは従来の円形フレームのものから1900年代初頭に使われた書体を復活させたシルバーの文字のみのデザインに変更された。この新しいエンブレムも電気自動車「500e」に続いての採用となる。
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