杢代和人が語る「仮面ライダーギーツ撮影秘話」“バッファ”として挑戦したいこととは？【BEAMS特撮部】

本誌の人気長寿連載「BEAMS特撮部」。
セレクトショップ「BEAMS」の特撮好きスタッフによって結成されたBEAMS特撮部が、毎回特撮に関わる様々な人・現場に取材を行っています。
今回は仮面ライダーギーツに出演中の杢代和人さんがご登場！貴重な撮影の裏話をお聞きしました。

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先が見えない展開だから一球入魂で頑張ります！

久芳（BEAMS特撮部）　道長はヒールな雰囲気でしたが、最近は熱いキャラになってますね。

杢代　僕も最初は悪いヤツだと思っていたので、憎たらしくて鼻につく感じで演じていました。でも、人を思いやる一面があったり、友達をなくした辛さを背負いながら戦っていたり、熱い一面が出てきました。だから、今はヒールっぽいけどまっすぐな男を演じようと思っています。

久芳　他の演者さんもですが、先の展開は知らないんですよね。

杢代　そうです。次の台本の概要は教えていただけるのですが、その先は全くわからないです。だから、台本をもらうときはいつも緊張しますし、台本を読んで「まだ道長は生き残っているから次の撮影も頑張ろう」と、毎回初心に戻れているように思います。

久芳　ラストがわからないままお芝居するのは難しいですよね。

杢代　最初は戸惑いました。今まではクライマックスが一番印象的になるように考えて「そこから逆算すると、ここは感情を抑えよう」などと考えてお芝居をしていたんです。でも、今回は先がわからないので、一球入魂というか、全てにおいて今僕ができる最大限を出そうと思ってやっています。すごく難しいですが挑戦しがいがありますし、ここで得たものはきっと次に繋がると思っているので、本当にいい経験をさせていただいていると思います。