各界の識者が「毎日の生活がもっと楽しくなる」をテーマに、クルマ、バイク、自転車から今乗るべき1台を選ぶ「MonoMax 乗り物・オブ・ザ・イヤー」。
今回は、自動車評論家まるも亜希子さん、乗り物系ライター近藤暁史さん、ライター岡藤充泰さんが選出したクルマ大賞を紹介します。
荷物満載で楽しみたい「アクティブ大賞」、500万円以下の個性派輸入車で選ぶ「ブラボー大賞」、使い勝手最高な「街乗り大賞」に輝いたのはこのモデル!
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EVになった“フィアット600”を試乗レポート、「優雅さと品格が際立つ」マツダの新フラッグシップSUV ほか【クルマの人気記事ランキングベスト3】(2024年10月版)
EV、ミニバンが人気だが楽しいクルマはいっぱいある!
岡藤さん 乗り物オブ・ザ・イヤーでは、暮らしがもっと楽しくなりそうなクルマをテーマに審議しました。まず、アクティブ部門は、迫力満点のピックアップ、ジープ・グラディエーターに決定!
まるもさん こんなにカッコよくてタフなピックアップトラックが、今まであったでしょうか(笑)。3.6リッターV6エンジンのパワーで、丸太も乗り越え、水深762mmに耐える本物のオールラウンダー。荷物を運ぶだけでなく、荷台にテントを張ったり、プールを出したり、どこでも遊べる圧倒的に自由で開放された感覚に、ワクワクが止まりません。
岡藤さん 私もグラディエーター推しです。見た目はとにかく大きい。ホイールベースは3490mmだから、タイヤとタイヤの間にフィアット500がほぼ収まります。でも実際乗ると見切りがいいから運転しやすい。最小回転半径6.9m。これさえつかんでしまえば街中でも平気。安全装備も充実。燃料がレギュラーガソリンなのも嬉しいです。これでキャンプや釣りに行ったら絶対に楽しい。さて、500万円以下で買える個性派輸入車のブラボー部門はルノー・キャプチャーに決定です。おふたりともキャプチャー推しでした。
近藤さん ルノーがF1をはじめとするモータースポーツで培ったトランスミッション技術とエネルギー効率をフィードバックした、独創的なフルハイブリッドモデルがいいんです。ダイレクトな操作感と上質でパワフルな加速フィールは、やみつきになります。
まるもさん 今や500万円以下の輸入車がどんどん減少中ながら、ルノーは多くのモデルが該当するのはありがたいところ。個性という点ではカングーもいいけど、普通に使えるという点ではSUVのキャプチャーですね。足まわりはしなやかだし、デザインもさすがフランス車で満足度も高い。走りもけっこうパンチがあって、ここぞというときでも不満なく走れる。輸入車唯一のフルハイブリッドというのも、日本人にはなじみやすい点だと思います。
岡藤さん 最後に街乗り部門は、まるもさんがスズキ・ラパンLC、近藤さんがトヨタ・ヤリス ハイブリッド、私がトヨタ・シエンタと推しが分かれました。いずれもコンパクトで実用性の高いクルマです。いざというときに7人乗車できるのはやはり強みということで、今回は子どもや高齢者の方でも乗降しやすく、室内の快適性、開放感、こなれた価格、ランニングコストの安さなど、誰にでもおすすめできるシエンタの7人乗りハイブリッドに決定しました。
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この記事を書いた人
ライター岡藤充泰
ファッション、カバン、革小物、クルマ、家電などあらゆるジャンルに精通する、この道30年以上のベテランモノライター。プライベートではキャンプと車をこよなく愛する。
Website:https://monomax.jp/
お問い合わせ:monomaxofficial@takarajimasha.co.jp
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