各界の識者が「毎日の生活がもっと楽しくなる」をテーマに、クルマ、バイク、自転車から今乗るべき1台を選ぶ「MonoMax 乗り物・オブ・ザ・イヤー」。今回は、乗り物系ライター山田芳朗さん、自転車イベントの主催を手掛けるモデルの山下晃和さん、バイクパッキングでキャンプを楽しむPR ディレクター辻井国裕さんが選出した、「遊びにも通勤にも使えて新しい景色を発見できる」自転車大賞を紹介します。
走りも楽しいアシスト付き自転車の「ラクラク大賞」、旅やキャンプにも行ける「冒険大賞」、街を駆けるのに最適な「街乗り大賞」の3部門にそれぞれ輝いたのはこの1台です!
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注目必至のe-bike“キックしない電動ボード”、ヤマハ「ワンランク上のミドルスクーター」ほか【乗り物の人気記事ランキングベスト3】(2024年10月版)
グラベルロードが大人気、EVの波も押し寄せる
山田さん 自転車業界はここ数年グラベルロードバイクがずっと人気です。ダートもオンロードも走れるちょっと太めのタイヤを履いたマルチなキャラクターと、ストイックすぎない点がウケている理由だと思いますね。
山下さん 確かに! オフもオンも楽しめるグラベルバイクの人気は圧倒的です。
辻井さん さて審査発表ですが、大激戦のラクラク部門は小径モデルのベスビーPSF1、グラベルバイクのヤマハ・ワバッシュ アールティー、ロードタイプのトレック・ドマーネプラスAL5の争いに。僅差でトレックが大賞に決定しました。こちらはトレック初のロードタイプのイーバイクです。ラックマウント、フェンダーマウントなどを取り付けられるのでバイクパッキングや通勤でも使い勝手がいい。交換用バッテリーを別に用意すると、2倍の160kmは攻められるのでバイクパッキングが安心かつ楽チンです。比較的軽量な14kg台なのも自宅保管に便利。
山田さん 今大人気の旅やキャンプに行ける冒険部門はチネリ・キングジデコに決定。舗装路から林道まで、さまざまなフィールドが楽しめる万能車です。安定志向だけでなく、軽快な速さも目指したジオメトリーは、ビギナーからベテランライダーまでおすすめできます。チネリらしいポップなグラフィックも嬉しいですね。
山下さん 街乗り部門は山田さん推しのブロンプトンと最後まで競ったバーディーエアに決定。こちらは、ペダルを付けていない状態で10kg以下なので、持ち運びもラクです。コンパクトに折り畳めるので収納スペースも取りません。フロントはスプリング、リアはエラストマーのサスペンションが付いているので、走り心地も素晴らしく、フレームに折り目がないので剛性も高いです。シートポストも長いので、身長差のあるカップルやご夫婦で一緒に乗ることもできますよ。
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この記事を書いた人
ライター岡藤充泰
ファッション、カバン、革小物、クルマ、家電などあらゆるジャンルに精通する、この道30年以上のベテランモノライター。プライベートではキャンプと車をこよなく愛する。
Website:https://monomax.jp/
お問い合わせ:monomaxofficial@takarajimasha.co.jp
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