トヨタの最小モデルは、軽ナンバーワンのダイハツが作ったコンパクトカー? トヨタ・パッソ&ダイハツ・ブーン新発売!
なにやらわかりにくいタイトルですが(笑)、そのままなんです。国内最大のラインナップ数を誇るトヨタの(軽自動車を除いた)全車種で最も小さいモデルが、パッソ。先代型まで「プチトヨタ♪」なんていう可愛いらしい愛称がついていたクルマです。一方、軽自動車販売台数ナンバーワンブランドのダイハツが販売している唯一のコンパクトカー(軽自動車の次に小さなクルマ)が、ブーン。こちらもパッソ同様、シンプルなデザインとお買い得価格で人気のモデルです。
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知ってる人は知ってると思いますが、この2台、実は兄弟車です。そもそもトヨタ自動車とダイハツ工業は、別会社ながら資本関係にあったのですが、今年1月にダイハツの完全子会社化が決定(8月に株式交換実施予定)。今後は、共通の戦略を立て、技術を融合することで、より競争力のあるクルマを開発することを目標としています。その発表後の第一弾となる共有モデルが、この新型パッソと新型ブーンです。
正確には、ダイハツが開発・生産を担当し、パッソはブーンのOEM車(他社のモデルを自社ブランドで販売するクルマ)として販売される形になります。つまり、基本的には同じクルマで、エンブレムが違うだけの完全なる兄弟車というわけです(従来モデルもほぼそんな感じでしたが)。だからユーザーが、どちらかを選んで買う場合、「近所にディーラーがあるから」「親戚がトヨタ(あるいはダイハツ)で働いてるから」といったローカルな理由で決めていいのです。
もちろん、世界ナンバーワンメーカーのトヨタと軽自動車ナンバーワンのダイハツがタッグを組んだモデルですから、クルマとしての実力に間違いはありません。コンパクトボディの取り回しの良さ、小ささに反した室内の広さ(←マツコ・デラックスのCMでもおなじみ!)、リッター28.0キロというクラストップレベルの低燃費性能、(両車とも)115万円からはじまるお買い得過ぎる価格設定、衝突回避支援システムの搭載、そしてなにより、選べる2種類のスタイルと12色以上のカラーバリエーションなど、その魅力は挙げたらキリがありません。アナタならどっちメーカーのどっちのスタイルで、いったいどんな色を選びますか?
↑パッソ
↑パッソMODE
↑ブーン
↑ブーン シルク
TEXT/安藤修也(フォッケウルフ)
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