流行に左右されない独自のデザインを貫くモト・グッツィ。V型エンジンを縦置きし、シリンダーケースが張り出しているフォルムはらしさの象徴で、それこそがモト・グッツィのアイデンティティだ。今回、日本初登場となるV100 マンデッロSとV100 マンデッロは新設計した水冷縦置き90°V型2気筒4バルブを搭載。さらに市販車世界初となるアダプティブ・エアロダイナミクスを採用しているのだ。
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快適性とレースパフォーマンスを両立した新型車
この新型車は「オールラウンダー」モデルとして、まったく新しいコンセプトで誕生した。ロードスターのような乗り味を持ち、それでいてツアラーのような走行性を備えているのが特徴だ。コンパクトでスポーティ、それでいて快適なV100 マンデッロSとV100 マンデッロ。
ゴツゴツしたエンジンヘッドをそのまま型取ったようなタンクのフォルム。伝説の1976年式ル・マン850を彷彿とさせるスロット入りシート下サイドパネル。1981年式ル・マン850IIIへのオマージュであるトップフェアリング。どこを切り取っても往年のモト・グッツィなのだが、最新のテクノロジーを満載しているのだ。
デザインこそがモト・グッツィの真骨頂
エキサイティングなパフォーマンスを発揮する新型コンパクトブロックエンジンは現代的で洗練されたフォルム。デザインこそがモト・グッツィの真骨頂であるがゆえ、さまざまな工夫がこの新型車には盛り込まれているのだ。
たとえば水冷エンジンに付き物のラジエーターだが、ここには野暮ったいラバーホースが必ず付属する。しかしラジエーターの配置を工夫することで表に見えるはずのラバーホースを排除し、まるで空冷エンジンのようなスタイルとなっている。さらに現代的なテクノロジーを備えるバイクにも関わらずすべての電子機器の配線を隠すことでクラシカルであり、メカニカルな美しさが際立っているのだ。
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この記事を書いた人
パーツデザイナー坂東 漠
スタンドがないと倒れる。ライダーの支えがないと自立できない。ライダーがいてもときにコケるといった2輪車の特性に魅了され、自転車、e-Bike、モーターサイクルの部品を開発。多くの人は気づかないが、それがないと成り立たないといったパーツを手がけている。
Website:https://monomax.jp/
お問い合わせ:monomaxofficial@takarajimasha.co.jp
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