今や、誰しもが欠かすことのできない“SDGs”への配慮がなされた、魅力的なモノやサービスを紹介していく当連載。第21回に取り上げるのは「コール ハーンのサステナブルシューズ」です。
『SDGs』を今一度おさらい!
2015年9月の国連サミットで採択された持続可能な開発目標。
「貧困」「持続可能な消費と生産」「気候変動」など17のゴールと169のターゲットから構成される。2030年が達成年限。
CONTENTS
「エアジョーダン3の伝説的OGカラー」6年ぶりに復刻!待望の“ブラックセメント”をスニーカー系ライターが試し履きレポート
タンポポ由来のゴムを含むFlowerFoamがシューズの新時代を芽吹かせる
コール ハーン
ジェネレーション ゼログランドⅡ C36851
各¥23,100
問:コール ハーン ジャパン TEL:0120-56-0979
合成ゴムは石油を主な出発原料としており、持続可能な素材へのシフトや新素材の研究開発が求められている。
フットウエアメーカーとしてゴム素材の重要性や課題を深く理解していたコール ハーンは、2022年に「フラワーフォーム」を発表。これは、天然のタンポポから抽出されたゴム成分を25%以上配合するという画期的なサステナブル素材で、「タンポポがゴムの代替になり得る」という驚きとともに話題を呼んだ。
さらにこの「フラワーフォーム」をソールに採用した「ジェネレーション ゼログランドⅡ」は、再生材料を21%含有するヴィーガンマイクロファイバースウェードやペットボトル再生材料を85%含有する再生フェルトファブリックなど、随所に再生素材を採用。今年2月に発売された新色モデルにはタンとヒールカウンターに再生コルクが追加され、サステナブルなスタイルを増強させている。
ジェネレーション ゼログランドⅡ C36851
ジェネレーション ゼログランドⅡ C36853
コール ハーンは今後も「フラワーフォーム」技術とともに天然由来原料や再生資源をより多く取り入れた製品の開発を宣言。サステナブルな実践を伴った上で、ブランド理念である「ナチュラル・デザイン」の実現を目指していく。
「フラワーフォーム」は、天然のタンポポを由来とするゴムを25%以上含有するサステナブルな革新的素材。圧倒的な軽さと衝撃吸収力を備え、しっかりとしたクッション性と優れたエナジーリターン効果を発揮する。
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この記事を書いた人
ライター横山博之
カバン、時計、ファッションなど男性のライフスタイルを彩るモノを領域とするライター。デザイナーや職人などモノづくりに関わるキーパーソンへのインタビュー経験も豊富。時代の先端を行く技術やカルチャーにも目を向ける。
Website:https://monomax.jp/
お問い合わせ:monomaxofficial@takarajimasha.co.jp
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