【勢力図で解説】“カップ焼きそば”市場は今や戦国時代!? 全国統一を狙う新たな刺客が爆誕!マニアがガチで美味かったカップ麺3選
執筆者: 食文化研究家/大和イチロウ
③東洋水産「マルちゃんでっかいやきそば弁当」

東洋水産「マルちゃんでっかいやきそば弁当」 ¥254(税込)1155kcal
東洋水産は漁業関係エリアに強みがあります。やきそば弁当は1975年に北海道限定で誕生。現在に至るまで北海道エリアで圧倒的シェアを誇るやきそば弁当。通常サイズが214円(税抜)なので40円プラスとなかなか戦略的な値段設定です。北海道ではタカアンドトシさんのCMでおなじみです。

お湯の量は820ml。こちらもU.F.O.と同じ2階建て。麺量は200gでこの3選中いちばんの重量級です。北海道には昔からダブルラーメンという2玉入った袋麺もあり、2人前文化が浸透しているのかもしれません。

他の焼きそばカップ麺との大きな違いは付属している中華スープ。あとはかやく、ソース、ふりかけと昔ながらのオーソドックスな構成です。

中華スープを作る時はお湯切りの捨てるお湯を再利用します。油揚げめんから滲み出た旨み成分がスープと相まっておいしいです。

具材はキャベツと鶏のダイス肉です。鶏を使うところがちょっと変わっていますね。ふりかけはあおさと紅生姜です。
麺はコシも柔らかさも値段も含め全てが中間的な雰囲気。大きな特徴がなく甘めでクセの少ないソースはミドル&シニアには受けそうな気がします。
北海道の方々は途中で中華スープを入れて楽しむ方法があるというご当地ならではの食べ方もあります。
東洋水産「マルちゃんでっかいやきそば弁当」
【レビュー】
ソース・・・・・★★★☆☆
麺・・・・・・・★★★☆☆
具・・・・・・・★★★☆☆
作りやすさ・・・★★★☆☆
コスパ・・・・・★★★★☆
【総評】
優しい味わいが人気のやきそば弁当。もはや北海道民専用にするのはズルい気がします。喉に詰まりそうな時、この中華スープがあれば安心です。
食べたくなった焼きそばカップ麺はあったでしょうか。今回は代表的なモノを紹介しました。最近では北海道限定のやきそば弁当も本州でチラホラ見受けられることも。今回ご紹介できなかった焼きそばカップ麺も含め新たなる戦国時代を迎えており、次世代型の新たなる武将が現れるかも!ますます目が離せません!
食文化研究家・大和イチロウ
インスタントラーメン専門店・やかん亭代表。即席麺「一日一麺」を掲げ、35年で20,000食を実食。
インスタントラーメン専門店やかん亭
ラーメンマニア・大和イチロウがその足と舌で日本全国から集めた絶品のご当地袋麺を取り扱う専門店。300種類を超えるおいしいラーメンが大集合!
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この記事を書いた人
食文化研究家大和イチロウ
趣味として、時にはカップ麺や袋麺の監修を手がける“中の人”として、日々インスタントラーメンにまみれているラーメンマニア。即席麺「一日一麺」を掲げ、36年で30,000食を実食。その足と舌で日本全国から集めた絶品のご当地袋麺を取り扱う専門店・やかん亭代表。
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