今や、誰しもが欠かすことのできない“SDGs”への配慮がなされた、魅力的なモノやサービスを紹介していく当連載。第22回に取り上げるのは「コトパクシのバックパック」です。
『SDGs』を今一度おさらい!
2015年9月の国連サミットで採択された持続可能な開発目標。「貧困」「持続可能な消費と生産」「気候変動」など17のゴールと169のターゲットから構成される。2030年が達成年限。
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高品質な残材で新たな製品を実現
コトパクシ
デルディア アルパ トラベルパック 35L
¥29,700
問:アルコインターナショナル TEL:06-6563-7346
サイズ:W51×H30×D20cm
ただ消費者に価値をもたらすだけでなく、環境や社会、企業統治に高い関心を持つ「ESG経営」こそ、これからの時代に求められている企業の姿だといわれる昨今。
創業者が幼少期に最貧国である中南米や南米で暮らしてきた実体験から、「世界によりよい変化をもたらしたい」という想いの下で2014年に誕生したコトパクシは、まさにそうした先進的な視野を持つアウトドアブランドだ。ハイクオリティなアウトドアギアを通して貧困の軽減に貢献することをミッションとし、発展途上国の労働者の自立促進や環境を考慮したモノづくりを積極的に行っている。
なかでも象徴的なプロダクトが、独自の「リパーパス素材」を使ったデルディアコレクションだろう。大量生産で残った他社製生地を仕入れ、フィリピンの工場で働く職人がひとつひとつ配色を吟味した上でバッグを製造するというもの。資源の有効活用や安定した職の提供という、サステナブルやSDGsの本流ともいうべき活動によって生み出されている。
高品質生地をベースとしているため耐久性や軽量性に優れ、実用性も確か。なにより環境に配慮した世界に1つだけのバッグという点に、満足感を得る人は多いはずだ。
デルディアは、コトパクシのサステナブルなスタイルを象徴するコレクション。再利用製品だからこその不均一なカラーリングが特徴。
コトパクシの(Re)Purpose™素材は、本来は別の目的で製造された高品質な残材がもと。それらに再度目的を持たせ、再利用している。
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この記事を書いた人
ライター横山博之
カバン、時計、ファッションなど男性のライフスタイルを彩るモノを領域とするライター。デザイナーや職人などモノづくりに関わるキーパーソンへのインタビュー経験も豊富。時代の先端を行く技術やカルチャーにも目を向ける。
Website:https://monomax.jp/
お問い合わせ:monomaxofficial@takarajimasha.co.jp
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