モノ・トレンド雑誌売上No.1「MonoMax」の編集長・奥家が、今一番気になるモノやトレンドを紹介する連載企画。今回は、ブランドで初めてモジュールや回路基板などの内部部品を“丸裸”に表現したG-SHOCK「クリア リミックス DWE-5640RX」をチェックしました!
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「ボーナスで手に入れたい一生モノ」2024年のウォッチシーンを象徴する“珠玉の5本”は?時計ジャーナリストがトレンドワードとともに徹底解説
G-SHOCK初の回路基板まで見えるスケルトンデザイン!
G-SHOCK「クリア リミックス DWE-5640RX」¥33,000(税込)
驚きのスケルトン仕様!
「DWE-5640RX」は、液晶部分から内部の回路基板まで丸見えにした、はじめてのG-SHOCKです。
このモデルは、G-SHOCK40周年記念モデルとして7月7日に発売される「クリア リミックス」シリーズのひとつ。
今回ご案内します40周年記念モデル『CLEAR REMIX』は、これまでにない新たなチャレンジとして、モジュールや回路基板などの内部の部品を見せるデザインにより“G-SHOCK”のチャレンジ精神を表した耐衝撃ウオッチです。初号機の角型フォルムをはじめ人気の7モデルを厳選しケースやバンド、液晶、ボタンなどにスケルトン素材を採用しました。(公式webサイトより)
どれも魅力的なモデルなのですが、今回ご紹介する「DWE-5640RX」はひときわ目立つ存在です。
そもそも腕時計においてスケルトンって、ちょっと特別感がありますよね。その多くは、機械式ムーブメントの全部または一部を正面から覗けるようにしたモノ。複雑なパーツが精密に駆動する様子は見ていて楽しいし、「いつもは隠されているものが見えてしまう」のなんて、人の性として注目せざるを得ません。それに「内部の隅々まで明らかにできる」のは、どこを見られても恥ずかしくないというメーカーの自信の現れでもあるんですよね。だから世間で人気のスケルトンモデルは、そのデザインだけでなく、時計としての品質の高さやディテールの細かさといったところまで評価されたものばかりなんです。
で、今回の「DWE-5640RX」もそのうちのひとつ。耐衝撃性能や20気圧防水という優れたスペックを誇ったまま回路基板まで見えるスケルトンを実現したところがすごいし、改めて魅力を感じます。
G-SHOCK初のスケルトン液晶採用で回路基板が丸見えに!
では、注目のスケルトンデザインをチェックしていきましょう。
まるで宙に浮いているようなスケルトン液晶を採用し、その奥に搭載された回路基板がじっくりわかるデザインになっています。ソルダーレジストと呼ばれるグリーンカラーで塗られた基板に、複雑な回路パターンが張り巡らされていて……「こんなふうになっていたのか!」と、改めて感動しました。
基盤そのものは従来の「5600」系で用いられているNo. 3526モジュールと同じものの、今作のために一部を特別にアレンジされています。中央のLSI部品の金属パーツにIPを施し、40周年を示す4つの星をレーザー刻印。通常より明るいグリーンカラーに変更し、右下にはパターニングされた「G」マークを追加。いつもより、ちょっとおめかしした回路基板が迎え入れてくれるんです。
スケルトン液晶を囲う文字板部分も特別仕様にアレンジ。ブラックのベースにホワイトの機能表示を記載した高コントラストデザイン。上部にはG-SHOCK誕生年である1983の文字があり、さらに上下には回路をイメージさせるラインも描かれています。
さらにはベゼルに使われた樹脂素材もスケルトンという徹底ぶり。高耐久性を誇るカーボンケースが透けて見えます。
40周年記念の“お祭り感”は裏蓋にも。特別なロゴが刻印されています。
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この記事を書いた人
編集長奥家慎二
2010年よりMonoMax編集部に所属し、2020年より現職。腕時計を中心に、ファッション、クルマ、アウトドア、家電、スポーツなどあらゆるジャンルを担当。モノの背景にあるストーリーや作り手のこだわりをこよなく愛する。『ホンマでっか!?TV』(フジテレビ)には便利グッズ評論家として出演。『ZIP!』『午前0時の森』(ともに日本テレビ)にはモノのプロとして出演するなど、テレビ、雑誌、WEBなどメディアに多数出演中。
Twitter:@MonoMaxWEB
Instagram:@MonoMax_tkj
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お問い合わせ:monomaxofficial@takarajimasha.co.jp
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