モノ・トレンド雑誌売上No.1「MonoMax」の編集長・奥家が、今一番気になるモノやトレンドを紹介する連載企画。今回試してみたのは、インパクトのあるネーミングで話題を呼んだAOKIの「パジャマスーツ®」です!
「3万円台から100万円まで!?」AOKI銀座本店のオーダースーツでこだわりの一着を作ってみた!/No.1モノ雑誌編集長のお墨付き『コレ買いです』Vol.83
「スーツ」と「パジャマ」という矛盾しそうな要素を融合!
AOKI「パジャマスーツ® トリコットサッカージャケット」¥8,789(税込)、「パジャマスーツ® トリコットサッカーパンツ」¥5,489(税込)
AOKIの「パジャマスーツ®」。きっとみなさんも一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。この絶妙なネーミング、メディアに関わるものとして感心せずにはいられません。
見ためが「スーツ」だから、出かけたくなる 着心地が「パジャマ」だから、気持ちいい(公式webサイトより)
矛盾すると思われていた2つのウエアが融合するなんて……!
「パジャマスーツ®」が売れているのは、次のような理由があるから。
- 快適ストレッチで動きを妨げない
- シーンを問わず着回しもしやすい
- 自宅で洗える
そのあたりも踏まえてチェックしてみました。
今回試したのは、この夏にふさわしいトリコットサッカー生地のセットアップです。一般的な織物よりも通気性が高く、また凹凸しているために肌の接地面が少ないことから汗をかいてもベタつきにくい特徴をもっています。
フワッとした着心地に驚くばかり!
さっそく着てみました。
ファーストインプレッションは、「なんてフワッとしているんだ……!」というものでした。着替えているとき、スタイリストさんが私の肩にジャケットを掛けてくれたのですけど、最初そのことに気づかなかったくらい。「いいすぎだろう」と思われるかもしれませんが、本当にそうだったんです。
軽さに特化したアイテムではないものの、「フワッとしている」と感じた大きな要因は仕立てにあるのだと思います。裏地を省略していて、体にスムーズにフィットするんですよね。そんなところが「パジャマ」な着心地なんだなと実感。
それでいてすごいのは、ちゃんと「スーツ」としての着こなしも実現しているところ。肩のラインは美しく表現されているし、ラペルの返りも悪くない。縫製や加工を工夫することで実現しているのでしょう。そこは老舗スーツ専門店であるAOKIのノウハウが活かされているのだと思います。「パジャマスーツ®」、すごいです。
快適な着心地を生むポイントは、優れたストレッチ性を備えていることにもあります。ご覧のとおりグイーンと大きく伸びるし、手を離せばすぐに戻る。これにより、どんな体勢になっても突っ張った感じが少なく、ストレスがないんです。
さらにいえばジャケットの袖口からはボタンをなくし、縫製カ所もフラットに仕上げているため、体になにかが当たる異物感も少ないんですよね。本当にベッドの上でゴロゴロできちゃいます。これによって生まれる着心地の良さは、かなりでかいです。
今回は盛夏にも使えるトリコットサッカー生地ということで、実際にしばらく屋外へいって着用してみました。その日は35℃の猛暑日で、すぐに汗がじんわりしてくるほどでしたが、全然ベタつきませんでした。脇下には消臭テープがあり、気になるニオイも軽減してくれます。
さらに自宅で洗えるウォッシャブル仕様でもありますから、いつもで清潔な状態をキープできます。
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この記事を書いた人
編集長奥家慎二
2010年よりMonoMax編集部に所属し、2020年より現職。腕時計を中心に、ファッション、クルマ、アウトドア、家電、スポーツなどあらゆるジャンルを担当。モノの背景にあるストーリーや作り手のこだわりをこよなく愛する。『ホンマでっか!?TV』(フジテレビ)には便利グッズ評論家として出演。『ZIP!』『午前0時の森』(ともに日本テレビ)にはモノのプロとして出演するなど、テレビ、雑誌、WEBなどメディアに多数出演中。
Twitter:@MonoMaxWEB
Instagram:@MonoMax_tkj
Website:https://monomax.jp/
お問い合わせ:monomaxofficial@takarajimasha.co.jp
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