第2位:日本海と庄内の田園風景を眺めながら新潟と庄内の食をゆっくり味わえる「海里」(JR東日本)
JR東日本「海里」/運行区間:新潟~酒田
写真提供:JR東日本 新潟支社
4両編成のディーゼルハイブリッド車両を新造し、新潟~酒田間を運行。「新潟の食」「庄内の食」と「日本海の景観」をコンセプトにし、4号車は食事付旅行専用商品のダイニング車両として、魅力たっぷりな食事を提供する。
4号車は食事とドリンクなどをセットにした食事付旅行商品専用のダイニング車両。日本海ビューダイニングとして大人気!
2号車は4人掛けのコンパートメントシート。フルフラットで足を伸ばしてくつろげる。
往路(下り)では、老舗料亭が作る日本料理、復路(上り)では庄内の珠玉イタリアンとドルチェが味わえる。
新潟県や山形県庄内地方の食と日本海の景観をコンセプトにした観光列車「海里」。車内での食事は、両県の豊かな食材の魅力を思う存分満喫でき、贅沢な列車旅が楽しめる。
「日本海の景観をゆっくりと楽しみながら、新潟や庄内のおいしいものを堪能する大人の旅ができます。ダイニング車両で食べられる地元、新潟の料亭が調理した日本料理がおすすめ。ディーゼルハイブリッドの現代的な車両で、乗り心地も快適です」(岡藤さん)
「美しい田園風景と日本海を眺めながら、ゆっくりと列車旅を味わえるザ・観光列車。4号車のダイニング車両で食べられる料理が本当においしいんです。おいしいご飯とお酒、そして風光明媚な笹川流れの車窓を贅沢に楽しめます」(吉川さん)
第1位:竜宮伝説をモチーフにした個性的な車両や演出にワクワク「指宿のたまて箱」(JR九州)
JR九州「指宿のたまて箱」/運行区間:鹿児島中央~指宿
写真提供:JR九州
指宿が発祥の地といわれている、竜宮伝説をモチーフにした特急は、白と黒のツートンカラーの外観がユニーク。窓を向いたカウンター座席が特徴で、座ると目の前に海景色が広がり、自然との一体感を味わえる。
浦島太郎がたまて箱を開けると出てきた白い煙をイメージし、車体からミストが噴射される楽しい演出に旅の気分も高まる。
この列車の特徴のひとつである窓を向いたカウンター座席。目の前には一面の海景色が広がり、最高の癒やし時間を味わえる。
吉川さんイチオシの「いぶたまぷりん」は、数量限定なので早めにチェックするのがおすすめ。
竜宮伝説をモチーフにした「指宿のたまて箱」は、海側が白、山側が黒の外観や、たまて箱を開けたときの煙をイメージしたミストの演出など、数々の車両をデザインしてきた水戸岡鋭治氏の遊び心が詰まっている。
「とにかく車窓が抜群で、目の前に錦江湾が広がり、晴れていれば桜島がバッチリ見えます。車内で販売される『いぶたまぷりん』もおすすめです。指宿の砂蒸し風呂とセットで、ぜひ楽しんで」(吉川さん)
「半分白、半分黒の車体はもはやアート作品。世界的に見ても独創的で大胆なデザインです。カラフルでとてもおしゃれな内装は、モノクロの外装との対比のおかげで、乗車した瞬間のワクワク感がプラスされます」(市川さん)
文/伊藤伊万里(ライトアウェイ)
※『MonoMaster』2023年7月号より。情報は雑誌掲載時のものになります
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