1日何回も商品が入荷するコンビニ。近年では弁当の廃棄ロスの問題が話題になることも多く、「そんなに捨てられているのか」と気になっている方も多いかもしれません。
しかし、コンビニの商品はいつ・どのように廃棄されているのでしょうか?
意外と知られていないコンビニの「廃棄」方法を、元コンビニ店長のライターが解説します。
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おにぎりやお弁当は1日3~4回チェック
まずはおにぎりやお弁当、サンドイッチです。
コンビニの商品の中でも賞味期限が数時間おきに来る商品であるおにぎり・お弁当・サンドイッチは1日3~4回廃棄チェックの時間があり、売り場からスタッフが撤去しています。
棚にたくさん並ぶおにぎりの中からどうやって賞味期限のものだけを取り除くのかというと、ひとつひとつ裏のラベルに記載されている賞味期限を確認しています。例えば16日の午前4時が賞味期限のおにぎりであれば、2時間前の午前2時に売り場から撤去する……というようにチェーンごとに商品を撤去する時間が決まっています。
こちらのおにぎりのように、店員がチェックしやすいようにラベルの右上に「(16)2」と書かれているチェーンもあります。これは「16日の午前2時に廃棄して!」という意味です。いちいち「2時間前だから4時って書いてあるやつ……」と考えなくていいようになっているんです。
ひとつひとつチェックするのは大変ですが、慣れてくると十数分ほどですべての商品をチェックし、廃棄のものを取り除くことができるようになります。
お菓子やカップ麺のように頻繁にチェックしなくて良いものは?
一方で、お菓子やカップ麺などは賞味期限が「〇年〇月」となっており、1日何度もチェックする必要はありません。こちらもチェーンごとに定められた「賞味期限の2週間前に廃棄」などのルールにのっとり廃棄しています。チェックは2週間程度かけてすべての商品をチェックし終えるように「今日はお菓子コーナーのここからここまで」「今日はカップ麺」など場所を決めてチェックしていきます。そろそろ廃棄の日が近づいている……という場合には日付をメモしておき、その日に忘れずに廃棄するように申し送りをします。
廃棄するタイミングは夜勤の時間帯に日付が変わったタイミングで廃棄されることが多いです。
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この記事を書いた人
ライター松本果歩
インタビュー・食レポ・レビュー記事・イベントレポートなどジャンルを問わず活動するフリーランスライター。コンビニを愛しすぎるあまり、OLから某コンビニ本部員となり店長を務めた経験あり。日本酒・焼酎・発酵食品が好き。
Website:https://monomax.jp/
お問い合わせ:monomaxofficial@takarajimasha.co.jp
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