MonoMax本誌にて好評連載中の「小沢コージの遊べるクルマ」では、自動車ジャーナリスト小沢コージさんが、ただの移動手段として使うだけではもったいない、遊びたくなる魅力を秘めたおすすめの1台を紹介しています。
今回は多種多様なコンパクトSUVのなかでも「スバルらしさが光るツウ向け銘品!クロストレックの味が深すぎる」と小沢さんが感心したスバル待望のニューモデル、クロストレックを取り上げます。
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「コマや盤にルノーのロゴやフランス国旗入り」今話題の日本生まれの木製ゲーム“カンカンキャップス”がルノーとコラボ!
トヨタ、ホンダ、日産など力作ぞろいの中でも光る存在!
最近大人気のコンパクトSUV! トヨタやホンダ、日産など人気車目白押しだがクルマ好きにおすすめのツウ好みの逸品が登場した。それがスバルらしさ全開のSUV、クロストレックだ。
正直、全長4.5m前後の扱いやすいSUVとしてリアシートの広さならホンダ ヴェゼル、燃費やラゲッジスペースなど総合力ならトヨタのカローラクロス、電動加速の面白さなら日産キックスが有利。しかも今回は旧型XVと比べて、SGP(スバルグローバルプラットフォーム)やマイルドハイブリッド付き2Lフラット4エンジンは基本踏襲だし、ボディサイズも長さが5mm短くなっているだけで変化なし。
しかし、乗ると走り味は全く違い、マジメな話、高級輸入車顔負けのしっかり感があり、先進安全のアイサイトも超絶進化。見る人が見れば、これで車両価格が266万円台スタートはバーゲンと思えるほどの味のよさだ。最大のポイントはボディの作り方で、SGPをベースにアニキ分上級ワゴンのレヴォーグで開発したフルインナーフレーム構造やレーザー溶接、構造用接着剤技術をイッキに投入。乗り心地、静粛性が格段にレベルアップしている。
外観は控えめだがスバル自慢の六角形グリルや樹脂類がより逞しくなり、よりワイルドかつアグレッシブに。インテリアもソフトマテリアルこそ少し減ったが、レヴォーグ譲りのイマドキな11.6インチの縦長インフォテイメントをグレードにより標準装備する。唯一スペック的に変わってないのはパワートレインで、かつてあった1.6L水平対向エンジンを廃止。ラインナップは、2L水平対向のマイルドハイブリッド付きのみとなったが、これまた細かい改良がなされ、絶妙に質感アップ。
侮れないのが先進安全で、レヴォーグで投入した第4世代アイサイトにセンターカメラを追加して投入。なんと一部性能でアニキ分を上回る出来なのだ。デジタルメーターこそ付かないが優れたコスパと味わいのよさはすごすぎる。価格を考えるとハッキリ言って安い!!
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