アルファロメオのコンパクトSUV「トナーレ」に、プラグインハイブリッドモデル「トナーレ プラグインハイブリッド Q4(Tonale PlugーIn Hybrid Q4)」が設定された。トナーレはアルファロメオ初の電動化モデルとして話題となったが、今回プラグインハイブリッドモデルが追加されたことで、トナーレはアルファロメオの電動化を牽引する重要なモデルになる。なお「トナーレ プラグインハイブリッド Q4」は8月26日より販売開始、この日本導入を記念して特別限定車「プラグインハイブリッド Q4 サンルーフエディション」、「ハイブリッド サンルーフエディション(マイルドハイブリッドMHEV)」も設定された。
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リアに最大出力94kW/250Nm のモーターを搭載した4WD
アルファロメオ初のコンパクトSUV「トナーレ」は、2022年2月に世界初公開され、2023年1月に日本に上陸。アルファロメオらしいダイナミックでスポーティなデザイン、SUVらしからぬキビキビとした走りが大きな注目を集めた。また48Vハイブリッドを搭載したアルファロメオ初の電動化モデルであることも話題となった。
今回、追加設定されたプラグインハイブリッド Q4は、EV(電気自動車)が持つ力強さ、静粛性、環境性能に、ガソリン車が持つドライビングフィール、航続距離を併せ持ったPHEV(プラグインハイブリッド車)。郊外ではエンジン主導によるダイナミックなドライブを楽しみ、市街地ではモーター主導の静かでスムーズな環境にやさしい運転が可能となる。
トナーレ プラグインハイブリッド Q4は15.5kWhのバッテリーを搭載し、WLTCモードで72kmのEV走行レンジを実現。ドライブトレーンは、フロントにトラクションを供給する1.3Lのマルチエア ガソリンターボエンジンとリアに搭載される最大出力94kW/250Nm のモーターを組み合わせた4WDで、総出力280hpのパワフルなドライビングを可能とし、0→100km/h加速はわずか6.2秒を誇る(欧州参考値)。
また、「Q4 オールホイールドライブシステム」で走行中の車両のトラクションを常にコントロール。電気のみで走行する「アドバンスト エフィシェンシー」、パワーや燃費を最適化した「ナチュラル」、そしてスポーティな「ダイナミック」の3つのドライブモードで、パフォーマンスと効率を高次元で両立させる。
充電レベルのコントロールも可能で、「eセーブ」ボタンのクリックでバッテリーの充電レベルを上げる「eセーブ モード」がオンになり、ブレーキングと回生からエネルギーを回収する「バッテリー節約モード」と、設定した目標レベル(40%+、60%+、80%+)まで充電を行う「バッテリー充電モード」の切り替えも可能となっている。
なお、センタースクリーンにはPHEV専用の「ハイブリッド」ページが追加され、エネルギーフローの確認、走行履歴の確認、充電予約の設定、充電設定などができる。
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この記事を書いた人
ライター近藤暁史
男だてらにお堅く学習院大学文学部国文学科卒。ファッション誌から一気に転身して、自動車専門誌の編集部へ。独立後は国内外の各媒体で編集・執筆、動画製作なども。新車、雑ネタを中心に、タイヤが付いているものならなんでも守備範囲。AJAJ(日本自動車ジャーナリスト協会)会員。自身のYouTubeチャンネル「こんどう自動車部」では、洗車・自動車のメンテナンスなどを中心に、クルマに関わる裏技を紹介中!
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