「コンビニでパンツを買う」のは、やむを得ずお泊りが発生した時、そして不測の事態……そんなイメージはもはや過去のものとなりました。近年、コンビニで衣類や化粧品などを見るとそのオシャレさに驚いた方も多いのではないでしょうか。おにぎりやパン、お弁当がメインのコンビニはいつから雑貨類も「わざわざ買いに行きたくなる」ほどのクオリティになったのでしょうか?
ファミマは靴下のバズりで衣料品に定評
9/5(火)発売の紳士リブソックス セージ
まずはTikTokで「ラインソックス」がバズったファミリーマート。これはファミマの「コンビニエンスウェア」という衣料品ブランドで、2021年3月から全国展開を開始しています。
これまでコンビニの衣料品は「緊急需要」に対応したものを展開していたものの、おむすびやコーヒーに続き新たに「コンビニで衣料品を買う文化」を作りたいと考え、展開を始めたのがはじまりです。そこでファッションデザイナーの落合宏理氏との共同開発でデザイン、品質にこだわった日常使い出来る商品の開発に着手しました。
そんな中、TikTokなどのSNSを中心に、ファミリーマートを象徴する緑、青、白のラインを生かした「ラインソックス」が大バズり。そのアイコニックなデザイン性に加え、クッション性のある履き心地が人気の理由でした。
実はラインの幅はミリ単位でこだわっているのだそうです。ラインソックス以外の、「クルーソックス」や「ショートソックス」、「リブソックス」などもデザインはシンプルですが、リブの幅等や機能、履き心地にこだわっています。これまで間に合わせだった「コンビニの衣料品」にデザイン・着心地(履き心地)にこだわったことで「わざわざ買いに行きたい」商品が生まれたのですね。
さらにファミリーマートでは衣料品だけでなく、2020年11月からメイク化粧品「sopo」にも力を入れており、「使える!」と幅広い年齢の方から話題となっています。2022年10月からはナチュラル&オーガニックのセレクトショップ「Cosme Kitchen(コスメキッチン)」と協業したスキンケアブランド「Mitea ORGANIC(ミティア オーガニック)」の商品も展開しています。
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