使って検証! 最新床拭きロボット「ブラーバジェット240」でフローリングがいつもピカピカ
先日発売になったiRobotの床拭きロボットの新型モデル「ブラーバジェット240」。ほこりやごみを吸い込むルンバシリーズとは違って、クロスで床を拭き取るタイプのお掃除ロボットです。
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2014年に発売された「ブラーバ380」との違いは、コンパクトになったボディと、先端に搭載されたジェットスプレーに水を吹き付けて、汚れをきれいに取り除けることです。今回はこの新モデルを実際に使い込んでみました。
早速ですが、これ、すごいです。フローリングの床がピカピカになります。素足でも気持ちよく過ごせます! その実力を詳~しくご紹介しますと……
ポイント①コンパクト
サイズはW178×D170×H84mmとコンパクト。CDケースが約150mm四方なので、それよりひと回り大きいくらいでしょうか。重量もバッテリー装着時で約1.2kgと軽量で、片手で楽々運べます。
ポイント②3種類のクリーニングパッド
ブラーバジェット240には、3種類のお掃除モードがあり、それぞれに専用パッドが用意されています。「ウェットモップ」(右)は、同じ場所を3回拭く念入りに掃除できるモード。「ダンプウィーブ」(中)は、日常的な掃除にちょうどいい、同じ場所を2回拭くモード。「ドライスウィープ」(左)はほこりや汚れ、髪の毛などをから拭きするモード。
これらは使い捨てのパッドで、オンラインショップにて10枚セットで購入できます。1枚あたりは約130円です。また、洗濯して何度も使用可能なパッドも用意されています。
ポイント③専用パッドを着けるだけ
運転モードは専用のパッドを着けるだけで自動的にセレクトされます。ユーザーは掃除したいモードに合わせたパッドを装着するだけです。
ポイント④バッテリーは着脱式
本体ごと充電するルンバとは違い、バッテリーは取り外して充電するタイプです。リチウムイオン電池で最大2時間で充電できます。
ポイント⑤動作音はかなり静か
パッドをセットしたら、中央の「CLEAN」ボタンを押すだけで掃除を開始します。ルンバのように吸引して掃除するわけではないので、動作音はかなり静かです。
ポイント⑥ウェットなモードでは水を本体に注入
ハンドル部を持ち上げると、水の注入口(右)が現れます。ここから水を入れて使用します。左側にあるのはパッドのリリースボタンで、これをスライドさせるだけでパッドが外れます。
ポイント⑦ジェットスプレーがすごい
先端のジェトスプレーは、ウェットモップのモードだと結構な水量が噴出されます。動作の始めの頃はパッドを濡らすために多めに出るように設定されているそうです。この水とパッドに含まれている洗浄液で床をきれいにしていきます。
カーテンや家具などにはかからないように、周囲の状況を確認して一度バックしてから水を噴射するように設定されているそうです。頭いい。
ポイント⑧しっかり落とす洗浄力
実験のため、わざとコーヒーをこぼして少し放置しておきました。ブラーバジェット240は、水を吹き付けつつ汚れににじり寄っていき、あっという間にきれいにします。
ポイント⑨隙間にもすんなり入る
コンパクトなボディを生かして、テーブルや椅子の脚の間もどんどん掃除していきます。家具に当たると、一度下がって家具の周りをぐるりとまわって掃除します。また、キッチンの下の狭い隙間にも入っていきます。汚れがちなキッチンの足回りもきれいになるのがうれしいですね。
ポイント⑩パッドを見れば一目瞭然
掃除が終わるとスタート地点に戻ります。本体を裏返してみると、パッドがすごいことに。いや、こんなに汚れていたんですね。びっくりです。汚れたパッドはゴミ箱の上でリリースボタンを押せば、そのまま外れますので、手に触れることなく捨てられます。
ポイント⑪スマホからもアクセスできる
ブラーバジェット240は、スマホアプリ「iRobot Home」に対応しており、スマホからアクセスできます。アプリで本体のオン・オフはもちろん、限られたスペースだけを掃除する「スポットモード」や、ジェトスプレーの水分量調整なども可能になります。
ブラーバジェット240を使うと、写真のように本体が映り込むくらいとにかく床がピカピカになります。素足で歩いてみるとそのつるつる具合が実感できます。
床拭きは手作業でやるとかなり大変です。ふだん掃除機をかけていても、フローリングにはいつのまにかほこりがたまってしまいます。本機ならそれをボタンひとつで代行してくれます。
たとえば、どこでもなんでもなめてしまう赤ちゃんのいる家庭、食べこぼし汚れの多い小さな子どもがいる家庭、毛が落ちやすいペットなどがいる家庭。泥汚れを持ち込みやすい運動部の子どもがいる家庭。こうした家庭には絶対的に便利なアイテムです。
また洗い物や調理時に汚れることの多いキッチンにすごくいいです。本機があれば、キッチンマットなどを使わないほうが、いつもきれいな床を維持できるでしょう。
ブラーバジェット240は、から拭きで最大15畳、水拭きで最大12畳なので、一度に利用できる範囲は限られます。それでもリビングダイニングなど、汚れやすい場所なら十分な範囲ですね。フローリングのある家に住んでいるなら、ぜひ使ってみて欲しいアイテムです。このツルツルでピカピカ、絶対癖になりますよ。
ライター/栗山琢宏
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