MonoMax本誌にて好評連載中の「小沢コージの遊べるクルマ」では、自動車ジャーナリスト小沢コージさんが、ただの移動手段として使うだけではもったいない、遊びたくなる魅力を秘めたおすすめの1台を紹介しています。
今回は、「もはや完全にアジア憧れのシン・高級車!」と小沢さんが評するトヨタのラグジュアリーミニバン、アルファード&ヴェルファイアを取り上げます。
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EVになった“フィアット600”を試乗レポート、「優雅さと品格が際立つ」マツダの新フラッグシップSUV ほか【クルマの人気記事ランキングベスト3】(2024年10月版)
❝アルヴェル❞は中国はもちろんタイやマレーシアでも大人気!
日本が生んだアジアのゴージャスミニバン兄弟、トヨタの新型アルファード&ヴェルファイアが遂にデビュー。今回は最上級グレードでFFモデルが850万円!からという、飛行機のビジネスクラス並みの2列目シートを持つ、アルファードのエグゼクティブラウンジをチェックした。
まず注目は一体感が増したエクステリア。鋼鉄の腹筋=シックスパックのようだったフロントグリルは面積を増してよりリッチに。同時にサイドの抑揚が増し、エレガントでマッチョな方向に。一方ヴェルファイアも同様の進化だが、シンプルな水平クロームメッキが強調され、予想以上に美しくなった。
インテリアもソフト樹脂、ウッド調パネルが高級ホテルを思わせる質感になると同時に巨大な14インチモニター、12.3インチデジタルメーター、ヘッドアップディスプレイを標準装備。さらに今回乗った2列目シートの快適性を追求したエグゼクティブラウンジのシートがすごい。チーフエンジニア曰く「お客様に乗った瞬間寝ていただく」ことを考えて新設計され、サイズはもちろんマテリアルも吟味。シート付け根には新開発の防振ゴム、座り心地や振動吸収を考え、背もたれ、座面に別々の二重のウレタンを用意。折り畳みテーブルもサイズ拡大とともに精度が増し、スマホライクなコントローラーも用意されている。
一方ボディサイズは全長5m弱×全幅1.85mでほぼ変わってないようだが、骨格は新世代のGA-Kプラットフォームを最適化して投入。そのほか環状骨格や補強ブレース、従来モデル比5倍の構造用接着剤を投入し、ボディ剛性は50%もアップ。パワートレインもメインの2.5Lハイブリッドのパワー&燃費の向上とともに、ヴェルファイアには新たに2.4Lターボを投入。狙いはメルセデスやロールスなど高級セダン並みの走りと質感の獲得だ。
そもそも国内で火がついたアルヴェル人気だが、今やタイやマレーシアなどのアセアン、中国本土にも飛び火。このセダンを超えるミニバン高級車の勢いは当分止まりそうにない。
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