このほか、あらかじめ施錠操作をすることで、パワースライドドアの全閉後に自動で施錠できる「パワースライドドア予約ロック機能」や先代モデルの2倍以上となる大型のグローブボックス、後席の大型サイドポケット、スライドドア開口に設けられた握りやすいグリップ形状のくぼみなど、細かいが重要な改良も加えられている。
吸気バルブの制御にVTECを採用した自然吸気と排気圧をきめ細かく調整できる電動ウェイストゲートを搭載したターボ仕様というエンジンや、それと組み合わされるCVTトランスミッション、サスペンションなどは基本的に先代と同じだが、それぞれ細部までセッティングを見直すとともに、生産方式にもこだわったという。
装備面では、車載通信モジュール「ホンダコネクト」を軽自動車で初採用し、安全運転支援システム「ホンダセンシング」を全車に標準装備する。
N-BOXは親しみやすい、N-BOXカスタムは硬派なデザインを採用
モデル構成は大きく分けて、先代同様、ベーシックな「N-BOX」と個性的な「N-BOX CUSTOM(カスタム)」の2つのシリーズを設定。
ベーシックな「N-BOX」は、シンプルな造形美を基本に、人の瞳を連想させる丸型のヘッドライトを使用するなど丸のデザインを採用することで身近さを表現。
インテリアはグレージュを基調とした明るいカラーを採用し、ぬくもりのあるコルクのような質感のインパネトレーなどと合わせることで、自宅のリビングのような室内空間に仕上げられている。
また、N-BOXの世界観の幅を広げる新グレード「ファッションスタイル」を新たに設定。オフホワイトのドアミラーやアウタードアハンドル、ボディ同色のフルホイールキャップを採用した、より個性を求めるユーザーに応えるパッケージとなる。
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この記事を書いた人
ライター近藤暁史
男だてらにお堅く学習院大学文学部国文学科卒。ファッション誌から一気に転身して、自動車専門誌の編集部へ。独立後は国内外の各媒体で編集・執筆、動画製作なども。新車、雑ネタを中心に、タイヤが付いているものならなんでも守備範囲。AJAJ(日本自動車ジャーナリスト協会)会員。自身のYouTubeチャンネル「こんどう自動車部」では、洗車・自動車のメンテナンスなどを中心に、クルマに関わる裏技を紹介中!
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