1924年、大正13年に創業した目黒製作所。現在の品川区に誕生した小さな工場から、やがて日本のライダーたちから憧憬の的となった「メグロ」ブランドのバイクが登場する。
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「メグロ」のKシリーズが最新のテクノロジーを搭載して登場
トライアンフの修理を得意としていた目黒製作所の工場から第一号機となるZ97型が生産開始となるのは1937年、昭和12年のことだ。創業から4年、1928年に三輪車用トランスミッションを初の国産化。1930年代初頭には空冷OHV4サイクル単気筒498ccエンジンを完成させていた目黒製作所。
大型車を得意としていたブランドだが、第二次世界大戦後は日本で小型バイクが台頭し、そのトレンドの波に乗れなかった「メグロ」は川崎航空機工業の傘下となり「カワサキメグロ製作所」として生き残るも、1964年にはブランド消滅することとなったのだ。
その後、カワサキから650W1=ダブワンが登場した。まさにその原型となったのが「メグロ」のKシリーズだ。バーチカルツイン500ccを搭載するK1やK2は昭和を代表する名車。そのKシリーズの系譜を辿ることができるモデルが、令和最新のテクノロジーを搭載し「MEGURO K3」となって登場。
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パーツデザイナー坂東 漠
スタンドがないと倒れる。ライダーの支えがないと自立できない。ライダーがいてもときにコケるといった2輪車の特性に魅了され、自転車、e-Bike、モーターサイクルの部品を開発。多くの人は気づかないが、それがないと成り立たないといったパーツを手がけている。
Website:https://monomax.jp/
お問い合わせ:monomaxofficial@takarajimasha.co.jp
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