【抜群に暖かい】パタゴニアのフリースは原点にして頂点!アクティブに動ける構造も格別/編集長 奥家の『コレ買いです』Vol.35
執筆者: 編集長/奥家慎二
フリースはリサイクル素材を85%も採用してサステナブルに配慮!
自分史の中で何度も買い求めた経緯もあるからか、着用してみて去来するのは“落ち着くな~”という感想でした。羽織ってしばらくすればポカポカとした温かさに包まれるし、フリース特有のフワフワした手触りも心地良いことこの上なし。襟高設計で、ファスナーを最後まで留めれば首元まで温かく包まれます。長年にわたって多くのファンに愛されている理由が体で感じられました。
クラシックなデザインだからといって、すべてが昔のままではありません。常に地球環境に配慮し、サステナブルに積極的に取り組んでいるブランドだけに、使用されている素材も進化しています。
フリースにはポリエステル素材が使用されていますが、先進技術を駆使することでこのうち85%をリサイクル・ポリエステルで構成。アウトドア企業としての矜持を感じさせます。6ミリ厚のパイル・フリースは十分な厚みがあって、優れた断熱性と心地よい手触りを生み出していました。
保温性を高める目的で大きな役割を果たしているのが、裏地です。
フリースは温かな機能素材ですが、風には弱いんですよね。風が強く吹くと断熱層が失われてしまうし、編み目から風が内部へ入ってきてしまいやすいんです。そこで「メンズ・クラシック・レトロX・ジャケット」では、防風性を備えたメッシュの裏地を採用。湿度を適度に逃しつつ、外からの風の侵入をシャットアウトすることで、温かさを保ってくれます。
またフロントファスナーの裏側にも、ウインドフラップをレイアウト。ファスナーのエレメントの隙間から風が侵入してくるのを防いでくれます。
アクセントカラーを施すことで、デザインのアクセントになっているのもしゃれていますよね。個人的には、ファスナーをちょい開けて主張したい……保温性を高めるためのディテールなのに開け放ちたいというのはおかしな気もしますが、そんなところも魅力だと思っています。
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この記事を書いた人
編集長奥家慎二
2010年よりMonoMax編集部に所属し、2020年より現職。腕時計を中心に、ファッション、クルマ、アウトドア、家電、スポーツなどあらゆるジャンルを担当。モノの背景にあるストーリーや作り手のこだわりをこよなく愛する。『ホンマでっか!?TV』(フジテレビ)には便利グッズ評論家として出演。『ZIP!』『午前0時の森』(ともに日本テレビ)にはモノのプロとして出演するなど、テレビ、雑誌、WEBなどメディアに多数出演中。
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