ISGの全車装備で快適性、静粛性、効率性が大きく向上
今回の一部改良では、従来の「GLS 400 d 4マティック」の直列6気筒3L直噴ディーゼルターボエンジンに48VシステムとISG(インテグレーテッド・スターター・ジェネレーター)を組み合わせ、新たに「GLS 450 d 4マティック」とモデル名を変更して設定。これにより、「GLS」シリーズ全車が電動化されることになったのがまず大きなポイントにあげられる。
ISGはエンジンとトランスミッションの間に配置された電気モーターで回生ブレーキによる発電を行い、エンジンが低回転時にはその電力を利用して駆動を補助することで高い効率性と力強い加速を実現。エンジン始動時にはスターターの役割を果たして振動を抑え、アイドリング時には充電電流を調整してエンジン回転数を低回転で安定的に保ち、さらにシフトチェンジ時にはエンジンが理想的回転数に達するまでアシストも行う。
ISGは高い効率性と力強い加速を実現するハイブリッドシステムとしてだけではなく、「GLS」にとって快適性、静粛性に寄与する重要なメカニズムであり、全車に装備するにあたってはさらに熟成が進められた。
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ライター近藤暁史
男だてらにお堅く学習院大学文学部国文学科卒。ファッション誌から一気に転身して、自動車専門誌の編集部へ。独立後は国内外の各媒体で編集・執筆、動画製作なども。新車、雑ネタを中心に、タイヤが付いているものならなんでも守備範囲。AJAJ(日本自動車ジャーナリスト協会)会員。自身のYouTubeチャンネル「こんどう自動車部」では、洗車・自動車のメンテナンスなどを中心に、クルマに関わる裏技を紹介中!
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