明るい未来のモビリティを想像させてくれる個性的なモデル
その他のモデルも魅力的で、アウトドアの用品を手掛けるビブラント(株)と共創したモデル「Concept 682(プロトタイプ)」は、乗る楽しさや所有する喜びを叶えつつ、自分好みのアレンジやカスタムにも応えるホースライド型の4輪駆動電動モビリティで、ヤマハモーターサイクルの系譜を感じさせるカラーリングやカスタムを容易に楽しむことのできるモジュラー構造が特長。
またソニーグループと北欧デザインにインスパイアされた京都産オリジナル・オーダー家具を手掛ける二葉工業、二葉家具との共創モデルの「Concept 294(プロトタイプ)」は、都市生活における便利でスタイリッシュな移動手段として、幅広い年齢層の新たなライフスタイルにも応える近未来的都市型3輪パーソナル電動モビリティをイメージ。北欧風デザインに加え、木の質感やリーン機能による走行性、IoTの融合による利便性などを特長としている。
そして、グラフィックや映像を中心にプロダクト、空間などを手掛けるHigraph Tokyoと共創をしたモデル「Concept 160(プロトタイプ)」は、ユニセックスかつ都会的なセンスに加え、自然を愛する気持ちや自由な心を表現したバスタブ風のスタイリングを特長とし、さらに各種機能をもつ発光LEDストライブも装備されている。
その他にもヤマハのRV事業の主力モデルとして北米で人気のモデルをベースに、水素用直噴インジェクターを使用し、CO2を排出しない(100%水素エンジンを搭載)ROV(四輪バギー)「YXZ1000R H2 HYDROGE ENGINE」も展示。水素エンジンは、脱炭素と内燃機関を両立させる可能性を秘めた技術であり、走行時の音や振動など、内燃機関の持つ魅力を未来につなげるためにと、ヤマハはその可能性を探求して開発を行っている。クルマ好きはもちろん、クルマ好きでなくともコクピットに座っただけでもワクワクさせてくれる雰囲気を持ち、大自然の中、環境に優しく、刺激的な走りを楽しむことができる一台となっていた。
YAMAHA MOTOR PLATFORM CONCEPT
ヤマハ発動機 https://www.yamaha-motor.co.jp/evplatform/
取材・文・写真/安室淳一
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ライター安室淳一
クルマ、バイク、自転車専門誌の編集を経てフリーランスに。現在は乗り物とそれに関連するギアやファッション、遊び方等を中心に、雑誌、WEB、カタログ、広告等で編集・執筆活動中。
Instagram:@freerider1226
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