引き金がスイッチ!
「ホットホッチキス」の多くはピストルのような形状をしていて、引き金がスイッチとなっています。どれも同じような仕組みということは、もっとも使いやすいデザインだったということでしょう。
引き金を引いている時間だけステープルに熱が加わるシステムとなっています。引き金を引き、ステープルが熱で赤くなったら、割れている箇所にステープルを押し込みます。これがおもしろいほどスルスルと入っていくのです。スルスル入りすぎて貫通してしまわないようにだけ気をつけ、いい感じのところで引き金を離します。
すると熱が加わらなくなり、「ホットホッチキス」を離すとステープルだけが修復箇所に残るといった感じ。
この作業を繰り返してヒビの対岸同士を合わせていくのです。ヒビをつなぎあわせたことで、ちょっとフランケンシュタインのような感じでもあります。
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この記事を書いた人
パーツデザイナー坂東 漠
スタンドがないと倒れる。ライダーの支えがないと自立できない。ライダーがいてもときにコケるといった2輪車の特性に魅了され、自転車、e-Bike、モーターサイクルの部品を開発。多くの人は気づかないが、それがないと成り立たないといったパーツを手がけている。
Website:https://monomax.jp/
お問い合わせ:monomaxofficial@takarajimasha.co.jp
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