三菱らしい堅牢さが感じられるデザインに世界が注目
「トライトン」は、1978年に発売された『フォルテ』をルーツに持ち、5世代にわたり約570万台を生産し、世界約150カ国で販売されている三菱自動車の世界戦略車。日本では昨年2023年12月に発表され、今年2月より販売が開始されている。
今回の選考では、ピックアップトラックに求められるタフさや力強さを感じさせるエクステリア、走行時の車体姿勢の変化をつかみやすい水平基調で力強い造形のインテリアが高く評価された。
一方の「エクスフォース」は、今年1月に世界初披露されたばかりのコンパクトSUV。ASEAN市場向けに開発されたモデルのため日本では知られていないが、取り回しの良いサイズでありながら、広々とした居住空間や多彩な収納スペースなどの快適性・実用性を両立し、さまざまな天候や路面において安全・安心の走破性を実現するモデルとして注目を集めている。ただし、今のところ、日本市場での販売の予定はない。
今回の選考では、ボディ上部のシルクのように滑らかな軽やかさとボディ下部のソリッドで力強いプロポーションの組み合わせ、インテリアではドライバーディスプレイを一体化させた大型のモノリス形状のパネルなど先進感のある洗練された空間が賞賛された。
受賞にあたり、三菱自動車デザイン本部の渡辺誠二本部長は「世界で最も権威のあるデザインアワードのひとつで、今年度発表した2車種のデザインを高く評価いただき、大変光栄に思います。新型トライトンでは勇猛さ、新型エクスフォースでは軽妙さ等を表現しながらも、三菱自動車のデザインらしい堅牢さが感じられるところをご評価いただけたと考えています」とコメントしている。
文/近藤暁史 写真提供/三菱自動車工業
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ライター近藤暁史
男だてらにお堅く学習院大学文学部国文学科卒。ファッション誌から一気に転身して、自動車専門誌の編集部へ。独立後は国内外の各媒体で編集・執筆、動画製作なども。新車、雑ネタを中心に、タイヤが付いているものならなんでも守備範囲。AJAJ(日本自動車ジャーナリスト協会)会員。自身のYouTubeチャンネル「こんどう自動車部」では、洗車・自動車のメンテナンスなどを中心に、クルマに関わる裏技を紹介中!
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