「生理痛体験を通した想い合い研修」とは?
研修内容は大きく3つに分かれる。
①「セミナー」:生理痛の基本知識と、これから体験するデバイスについての説明
②「生理痛体験」:ピリオノイドを装着し、生理痛を疑似体験。一人ひとりがピリオノイドを装着し生理痛を疑似体験していく。体験時間は一人につき2~5分
③「ワークショップ」:カードを使い、生理痛に限らずさまざまな痛みについて企業としてどう取り組めるのかアイデア出しを行う。生理痛体験で実感した、痛みの感じ方の個人差などを考慮して、さまざまな意見をディスカッションする。
同研修のコンセプトは、性別問わず幅広い人に他人の痛みを知る難しさを理解してもらい、生理痛に限らずさまざまな痛みについてわかり合うきっかけを作ること。そのため対象者は限定しておらず、男女一緒に参加できる。
パナソニック コネクトでの研修の様子
同研修の経緯を、主催の大阪ヒートクール株式会社CCOに聞いた。
「そもそも生理痛VR体験デバイス『ピリオノイド』は、個人差がある生理痛の辛さについて、女性間で理解を深めたいという研究の中で開発したものです。ある日、大学での研究を知った企業様から依頼を受けて研修を実施したところ、『この研修は男女問わず受けるべき内容だ』とお声をいただきました。
現在、提供している研修では、生理痛の痛みに限らず、他人の痛みを理解することが難しいことを感じてもらい、他人の痛みを想い合う環境を作る内容となっています。企業様は生理の痛みをリアルに知りたいのではなく、研修を行うことで男性も女性もより働きやすい環境を作りたいという思いから、同研修を依頼されることが多いようです。その期待に応え、必要とされる研修を作っています」
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この記事を書いた人
ライター金山 靖
文房具、家電、インテリア、雑貨などライフスタイル系グッズに精通。商品の企画開発担当者をはじめ、タレントや文化人などへのインタビュー経験も豊富。カップ麺やお菓子などグルメ全般にも造詣が深い。
Twitter:@kuunelu5963
Website:https://monomax.jp/
お問い合わせ:monomaxofficial@takarajimasha.co.jp
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