無灯火も増えている……その理由は
光害がひどいと嘆きつつも、真逆の無灯火も増えている。真っ暗な夜道でよく見るとクルマが走っていて驚くことすらあって、とても危険だ。まぁ、日本はトンネルに入ってもヘッドライトを点けないクルマが多い国ではあるが……。点けない原因は、メーターが自発光式になって運転席まわりは明るいから。カーナビの画面が光っているのも拍車をかけているだろう。前方の路面がなんだか暗いな、と気がつくと思うのだが、スマホいじりも含めてなんとなく運転している人が多い時代だけに仕方がないか。
ちなみにその昔、イタリアで運転していて夕立ちにあったところ、周囲のクルマが一斉にライトを点けたのには驚いた。運転作法は恐ろしく荒いが、クルマを運転することにおいてなにが重要か、よくわかっているな、妙に納得したものだ。
無灯火対策としては、暗くなると自動で点灯するオートライトが現在義務化されているが、2020年4月以降の新型車のみが対象なので、全車に装備されるのはかなり先のことになる。
ヘッドライトをはじめとしたライト類は、自車の位置をアピールしたり、周囲を照らすなど重要な役割を持っている。間違った使い方は、逆効果になることもあって、危険ですらあるという認識を持っていてほしい。
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この記事を書いた人
ライター近藤暁史
男だてらにお堅く学習院大学文学部国文学科卒。ファッション誌から一気に転身して、自動車専門誌の編集部へ。独立後は国内外の各媒体で編集・執筆、動画製作なども。新車、雑ネタを中心に、タイヤが付いているものならなんでも守備範囲。AJAJ(日本自動車ジャーナリスト協会)会員。自身のYouTubeチャンネル「こんどう自動車部」では、洗車・自動車のメンテナンスなどを中心に、クルマに関わる裏技を紹介中!
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