新型はストリートで映える高級スニーカーをイメージしてデザイン
今回ニューヨークオートショーで公開された新型「キックス」は、エクステリアデザインを大胆に一新。すっきりとしたボディ上部と、ワイドに張り出されたスクエアな形状のフェンダーは「ストリートで映える高級スニーカー」をイメージしてデザインされたという。
インテリアはタフで力強いエクステリアのイメージとは異なり、モダンで繭に包まれるような雰囲気。ダッシュボードにはメーターとナビゲーションにデュアルスクリーンが採用され、シートは乗員の疲労を軽減するゼログラビティシートが装備される。
北米仕様のパワートレーンは、最高出力141PS/最大トルク190Nmを発生する2L 直4エンジンを搭載し、最新のエクストロニックCVTを組み合わせる。また、北米仕様のキックスとしては初の4WDを全グレードに設定、ドライビングモードに滑りやすい路面に特化した「スノー」を設定し、4WDとビークルダイナミック コントロールシステムを緻密に制御し、悪条件下でも安定した走りを実現する。また本格的なコンパクトクロスオーバーSUVとして、最低地上高はセグメントトップとなる8.4インチ(約213mm)としている。
北米仕様のキックスとしては初めて「プロパイロット(北米名:ProPILOT Assist)」も装備。さまざまな運転支援システムが標準装備されるのも注目ポイントだ。
今回登場した新型への世代交代について、日本導入に関するアナウンスはまだないが、現行キックスが「e-POWER」車として人気を集めていることから、日本仕様はおそらく現行型同様、e-POWERが採用されると予想される。
文/近藤暁史 写真/日産自動車
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ライター近藤暁史
男だてらにお堅く学習院大学文学部国文学科卒。ファッション誌から一気に転身して、自動車専門誌の編集部へ。独立後は国内外の各媒体で編集・執筆、動画製作なども。新車、雑ネタを中心に、タイヤが付いているものならなんでも守備範囲。AJAJ(日本自動車ジャーナリスト協会)会員。自身のYouTubeチャンネル「こんどう自動車部」では、洗車・自動車のメンテナンスなどを中心に、クルマに関わる裏技を紹介中!
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