さまざまな場所に移動することができるポータブルタイプも
このエネルギー貯蔵システムはジャガー・ランドローバーのEVおよびPHEVの7台分のバッテリーパックを再利用。重量は3.5t未満で、さまざまな場所に移動することができるポータブルタイプが開発されていることも大きなポイント。
これにより、発電機の代替システムとして広く利用できるほか、太陽光などの再生可能エネルギーを効率的に活用したり、電力網への接続が制限される遠隔地や災害時の電力源として使用することができる。
ジャガー・ランドローバーではすでに「レンジローバー エレクトリック」の開発テストで活用。低速充電しかできない遠隔地のオフロードでは、低電力電源からまずこのエネルギー貯蔵システムに充電し、その後、システムの急速充電機能を使うことによって、はるかに短時間で充電することができ、その結果、通常では不可能なほど短い期間でテストを完了することができたという。
またエネルギー貯蔵システムは極寒地のテストでも使われ、極低温でもシステムが問題なく稼働したことも確認されている。
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ライター近藤暁史
男だてらにお堅く学習院大学文学部国文学科卒。ファッション誌から一気に転身して、自動車専門誌の編集部へ。独立後は国内外の各媒体で編集・執筆、動画製作なども。新車、雑ネタを中心に、タイヤが付いているものならなんでも守備範囲。AJAJ(日本自動車ジャーナリスト協会)会員。自身のYouTubeチャンネル「こんどう自動車部」では、洗車・自動車のメンテナンスなどを中心に、クルマに関わる裏技を紹介中!
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