「無印良品の間違いない優秀作」これぞ令和のビズシューズ!“疲れにくいローファー”の秘密はインソールにあり/編集長のお墨付き『コレ買いです』Vol.61
執筆者: 編集長/奥家慎二
クラシックモダンなデザインにも注目!
インソール以外もなかなかなモノでした。
ハーフサドル&モカシン縫いと、アッパーはオーセンティックなスタイル。適度なシボが入っていて品のよさにも惹かれるのですが、これ、合成皮革と再生革を上手に組み合わせた素材なんですね。再生革は、革を裁断するときにどうしても発生してしまう端材を再利用したサステナブルな素材。機能だけでなく素材の面まで、世の中と同じ方向を向いていることがよくわかります。
個人的には、タンにクッション芯材が入れられているのも高評価でした。ちょっとスニーカーライクな感じがしたんですよね。足の甲があたっても痛くありませんでした。
靴底はシンプルなバルカナイズ製法を選択。グッドイヤーやマッケイなどクラシックな製法を取らず、またそれらのように見せかけることもしない潔さが逆にモダンに感じました。
ちなみに見た目はそれなりの重量感を感じるかもしれませんが、27.0cmサイズだと両足合計で648gと、それほどでもありません。
アウトソールはヒールを設けず、フラットな構造。適度にグルーブが設けられ、快適なグリップ力をもたらしています。この辺はスニーカーに近い感じで、革靴に慣れていない人でも履きこなしやすいポイントになるところですね。
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この記事を書いた人
編集長奥家慎二
2010年よりMonoMax編集部に所属し、2020年より現職。腕時計を中心に、ファッション、クルマ、アウトドア、家電、スポーツなどあらゆるジャンルを担当。モノの背景にあるストーリーや作り手のこだわりをこよなく愛する。『ホンマでっか!?TV』(フジテレビ)には便利グッズ評論家として出演。『ZIP!』『午前0時の森』(ともに日本テレビ)にはモノのプロとして出演するなど、テレビ、雑誌、WEBなどメディアに多数出演中。
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