除湿モードと冷房どっちが電気代の節約になる?
同じような議論で、「除湿モードと冷房のどちらが電気代の節約になるのか?」というのも気になりますよね。
「そもそもエアコンの除湿モードというのは、『弱冷房除湿』という運転なのですが、これは基本的に冷房と動きは同じで、ただ弱く冷房をかけてる状態です。エアコンの基本機能は冷媒の圧縮と膨張を繰り返し、その熱で空気を暖めたり冷やしたりするだけ。この冷やした時に出る結露を室外に排出しています。除湿モードだからといって湿気を吸い取ってくれているわけではありません。例えば冬に部屋の中で洗濯物を干すなどして湿気が発生した時など、温度は下げたくないけど湿度を下げたい時のための『温度を下げすぎないモード』なのです」(和田さん)
弱く冷房をかけてる状態=弱いから電気代が安い?と思ったのですが、必ずしもそうではないそうで……
「電気代は確かに安いんですけど、湿気の取れる量は冷房モードよりも少なく温度もあまり下がらないので、夏の暑い時にあえて使う機能ではないですね。また機種によっては除湿に『再熱除湿』方式を採用しているのですが、このタイプは通常の冷房運転よりも電気代が高くなってしまいます。取扱説明書を見て頂くとどの方式なのか書いてあるのですが、よくわからないという方は、『夏の暑い時は冷房運転一択!』で覚えておきましょう」(和田さん)
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この記事を書いた人
ライター松本果歩
インタビュー・食レポ・レビュー記事・イベントレポートなどジャンルを問わず活動するフリーランスライター。コンビニを愛しすぎるあまり、OLから某コンビニ本部員となり店長を務めた経験あり。日本酒・焼酎・発酵食品が好き。
Twitter:@KA_HO_MA
Website:https://monomax.jp/
お問い合わせ:monomaxofficial@takarajimasha.co.jp
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