30周年を迎えた「そうだ 京都、行こう。」キャンペーン。今夏のテーマは「京都がくれる癒し」です。TVCMでは女優の安藤サクラさんがナレーションを務め、“旅人”として初めて映像に登場し、大きな話題を呼びました。美しい映像とおなじみのメロディー、そして安藤さんの表情が印象的でしたが、「ここに来てなかったら、わたし明日もまた同じこと、考えていたと思う」というキャッチコピーには、心がきゅっと締めつけられるような感動を覚えました。まさに、旅の本質を見事に表現した言葉ですよね。
今回のキャンペーンでは、宝厳院などの寺院での貸切拝観、ヨガや坐禅の体験、歴史ある建物内のカフェでのひとときなど、混雑を避けて京都を楽しむ特別企画が満載です。
私はひと足先にJR東海主催のプレスツアーに参加して、その魅力を体験してきました。オーバーツーリズムのニュースで京都の混雑を心配していましたが、行く場所と交通手段をしっかり計画すれば問題なさそうな感じがしました。今回訪れた場所では、人混みを感じることはなく、心からリラックスできましたし、京都の街並みや食、社寺や歴史的建造物を通じて感じられる特別な「癒し」をたっぷりと堪能してきました。
CONTENTS
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1. 心を落ち着け、自分自身と向き合う時間を過ごしたい「蓮華寺」
蓮華寺は江戸時代の初期に洛中から現在の地に移され、著名文化人の協力で再興された天台宗の寺院。今回のCMでも登場する「池泉回遊式庭園」がいちばんの見どころで、お堂の柱を額縁に見立てて眺めると、まるで名画のようです。紅葉の名所としても知られていますが、今の季節は瑞々しい青苔と青もみじが楽しめます。
また、副住職の安井さんから「お寺は信仰の場であることを忘れてはいけない」との教えを伺いました。庭園には仏教の世界観が色濃く反映されているので、その深い意味を感じ取ってほしいとのこと。「きれいだからと写真を撮る前に、少し離れて心を落ち着けて見てほしい。心の中で仏に近づこうとする気持ち、見える世界と見えない世界があることについて考えてほしい」との言葉が印象的でした。
蓮華寺で過ごす時間は、庭園と向き合いながら仏教の深い意味を感じ取り、自分自身とも向き合う、心から癒される特別なひとときでした。
※写真は特別な許可を得て撮影したものを含みます。二次利用や転載はお控えください。
蓮華寺[れんげじ]
住所:京都市左京区上高野八幡町1
TEL:075-781-3494
拝観時間:9:00~17:00
拝観料:¥500
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この記事を書いた人
ライター・エディター鈴木恵理子
11年間の編集プロダクション勤務を経て、2011年よりフリーランスに。雑誌やムック、ウェブなどで、ヘアやビューティページを中心に活動中。暮らしに役立つ実用系やメンズのビューティ記事の経験も豊富。好物は古物や古道具。
Website:https://monomax.jp/
お問い合わせ:monomaxofficial@takarajimasha.co.jp
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