「新世代ビールが記録的ヒット」復権の兆しあり!若き醸造家が手がける“渾身作の美味しさの秘密”を徹底解説【2024年上半期ヒットモノ大賞】
執筆者: MonoMax編集部
2024年上半期に世の中で大ヒットした商品の中から、「価格以上の価値を持つモノ」だけを厳選。今回のテーマは、新世代ビール。若年層のお酒離れがニュースになる昨今だが、2024年上半期はビールの復活を告げるセンセーショナルなアイテムが登場した。そのビールを作ったのが若い世代というのもアツい!
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2024年上半期のアルコール業界は?
お酒市場の中で、2024年上半期に最もトピックとなる事柄が多かったのがビール。注目度の高い新商品がいくつも登場し売上を伸ばしただけでなく、それらのビールには世代の移り変わりを思わせる共通点もあったからだ。その共通点とは、若い世代の醸造家がトップに立って商品開発を行ったこと。これまでのイメージにとらわれない手法で作られたビールは大きな話題を呼んでいる。「キリンビール 晴れ風」はキリンビールが17年ぶりに発売したスタンダードビール。かつ、手がけたのが20代の若き醸造家だったというダブルの話題性で驚異的な販売数を達成した。
ヱビスビールの「クリエイティブ ブリュー」シリーズも若き醸造家が開発を担当。同ブランドの歴史を掘り起こし、挑戦的ともいえる新機軸のビールを多数発売しヒットした。4月に東京・恵比寿にオープンした「ヱビス ブルワリー トーキョー」のニュースも売上アップを後押ししている。
もう一つ、これらのビールがヒットした理由を挙げるなら、今の生活者が心の底に抱えている「安心感を求める気持ち」も作用したかもしれない。失敗したくない。でも新しい刺激は欲しいという心境が、ブランド力のあるビールメーカーが開発した新世代ビールに魅力を感じたのだろう。
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