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「クルマの鍵、電池が切れたらどうなる?」紛失したら○万円!? 知っておきたい“スマートキーの緊急時対応”を自動車ジャーナリストが解説

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スマートキーの電池が切れたら使えない!? 緊急時にとるべき行動

紛失しないにしても、気になるのが電池切れ。紹介したようにスマートキーは電波を発しているので、電源となる電池が内蔵されていて、当然電池切れは起こり得る。そうなると使えなくなってしまうのだが、クルマも同時に不動になってしまうのだろうか?

結果としてはそのようなことはないのでご安心を。スマートキーはポケットやカバンに入れていてもドアノブに触ったり、インパネのスイッチを押せば作動する。ただし、スマートキー本体を見てもらうとわかるように、実はアナログのキーが仕込まれていて、引き抜くと出てくる。これを使えばまずはドアを解錠できる。ドアにも昔ながらのカギ穴が付いているのは緊急時のためだ。

角の部分に切れ込みが入っているのでわかりやすい。引っ掛けるように引っ張るとアナログキーが出てくる

角の部分に切れ込みが入っているのでわかりやすい。引っ掛けるように引っ張るとアナログキーが出てくる。

ただし、アナログでドアを開けると盗難と判断してセキュリティが鳴ってしまうので、乗り込んでエンジンを始動するか、始動ボタンを2回押したりすると消えるので慌てなくてもOK。しかし、どうやってエンジンを始動させればいいのか? ドアのようにアナログキーを差し込むところは最近のモデルにはない(以前はあった)。

この場合はクルマによって異なることもあるが、スマートキーをボタンに近づけて押せばかかることが多い。最初からこのようなシステムでもいいと思うが、キーを取り出さないといけないし、肝心のセキュリティが効いていない状態のため盗難という観点では危ないので、あくまでも緊急時の対応ではある。

こうならないためにも、電池交換は定期的に行いたい。使われている電池は一般的なボタン電池で、交換方法もこじるようにして開けるだけなので簡単。できない場合はディーラーでもすぐに対応してくれる。

文・撮影/近藤暁史

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  • いまやアナログキーはクルマではなくなってしまい、主流なのはスマートキーと呼ばれるもの
  • 角の部分に切れ込みが入っているのでわかりやすい。引っ掛けるように引っ張るとアナログキーが出てくる

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近藤暁史

ライター近藤暁史

男だてらにお堅く学習院大学文学部国文学科卒。ファッション誌から一気に転身して、自動車専門誌の編集部へ。独立後は国内外の各媒体で編集・執筆、動画製作なども。新車、雑ネタを中心に、タイヤが付いているものならなんでも守備範囲。AJAJ(日本自動車ジャーナリスト協会)会員。自身のYouTubeチャンネル「こんどう自動車部」では、洗車・自動車のメンテナンスなどを中心に、クルマに関わる裏技を紹介中!

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