「無限の青」と「勝利の赤」でマセラティの純粋なレーシングDNAを表現
「MC20 チェロ ブルー インフィニート」は1958年に登場した「250F T3 ピッコロ」からインスピレーションを受けたモデルで、「ブルー インフィニート」はイタリア語で「無限の青」を意味する。ブルーを基調としたボディには白のバードケージデザインが施され、フロントグリルやCピラーのトライデントバッジもホワイトで統一。マセラティのブランドカラーでもあるブルーとホワイトで、マセラティの純粋なレーシングDNAを表現している。
もう1台の「MC20 チェロ ロッソ ヴィンチェンテ」は1950年代後半の名車「350S」で使用されたデザインを「MC20 チェロ」で再現したもので、光沢のあるレッドを基調に、ボンネットからエンジンフードにかけて続くソリッドホワイトとブルーパステルのトリプルストライプが特徴的。ルーフ格納部分にはソリッドグレーの大きなロゴが配されている。「ロッソ ヴィンチェンテ」とはイタリア語で「勝利の赤」を意味する。
インテリアもそれぞれのボディカラーに合わせてデザインされており、「MC20 チェロ ブルー インフィニート」は青と黒のコントラスト、「MC20 チェロ ロッソ ヴィンチェンテ」は赤と黒のコントラストで仕上げられている。両モデルともレーシング仕様のアルカンターラインテリアを採用し、外観との調和を意識したデザインとなっている。
また、カーボンセラミックブレーキ、先進運転支援システム(ADAS)、日本市場で人気の高いサスペンションリフターを標準装備。ホイールはグロッシーブラックで、ブルーのブレーキキャリパーが搭載されている。
それぞれ2台の限定生産という超希少モデルということもあって、車両価格は公開されてないが、ベースとなった「MC20 チェロ」の車両価格は¥35,500,000となっている。デリバリー開始は2025年1月以降の予定。
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この記事を書いた人
ライター近藤暁史
男だてらにお堅く学習院大学文学部国文学科卒。ファッション誌から一気に転身して、自動車専門誌の編集部へ。独立後は国内外の各媒体で編集・執筆、動画製作なども。新車、雑ネタを中心に、タイヤが付いているものならなんでも守備範囲。AJAJ(日本自動車ジャーナリスト協会)会員。自身のYouTubeチャンネル「こんどう自動車部」では、洗車・自動車のメンテナンスなどを中心に、クルマに関わる裏技を紹介中!
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