睡眠時に呼吸が止まる睡眠時無呼吸症候群(SASと略される)。30~40代の男性で悩んでいる割合が高く、実は重い病気の原因となりうる症状だ。詳しく知って対策したい!
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放っておいたら危険!! 睡眠時無呼吸症候群(SAS)とは?
一般的にはまだ知名度が低い睡眠時無呼吸症候群という病気について、専門家に解説してもらった。
教えてくれたのは
御茶ノ水呼吸ケアクリニック 理事長・院長/村田 朗 先生
無呼吸症候群の専門医院の院長。心地よい睡眠をサポートするとともに、メディアなどで無呼吸症の解説なども行う。
どんな症状?
仰向けに寝たとき、舌やアゴが落ちてきて気道がふさがってしまい、呼吸が止まったり呼吸しづらくなったりする病気が睡眠時無呼吸症候群(SAS)。一回10秒以上の呼吸停止が一時間に5回以上起こるとSASと診断され、5〜14回が軽症、15〜30回が中等症、30回以上が重症です。原因は肥満や加齢による筋肉の衰え、アゴが小さい骨格など。
いびきは、気道をふさいだ舌や上気道周囲の粘膜が呼吸をするときに震えて音がすることで起こるので、SASを疑うサインのひとつになります。また、呼吸が止まると脳は中途覚醒して呼吸をしようとします。呼吸が再開すると脳は眠りますが、再び気道はふさがるのでまた中途覚醒します。
このサイクルが一晩で何度も繰り返されて睡眠の質が悪くなり、昼間に眠気や倦怠感を感じるようになります。これもSASのサインです。
どんな病気を引き起こす?
SASは様々な合併症を引き起こします。まず、十分に酸素がとりこめない低酸素症になることで心臓に負担がかかり、心不全に似た状態になったり、不整脈になったりします。また、夜中に何度も中途覚醒することで交感神経が緊張状態になり、その結果、血圧が高くなることがあります。
血圧だけでなく血糖を下げるインスリンに抵抗性がついて糖尿病になることもあります。日中の眠気や倦怠感から缶コーヒーの量が増えるなど摂食行動に異常をきたす場合もあります。最終的には、虚血性心疾患や脳血管障害などの動脈硬化症という死に至る病を発症する恐れもあることを十分に知ってほしいです。
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