【ドンキ】“厚さが半分”になるって便利そうだけど…使わない時に照準を合わせた「たためるハードキャリーケース」の実力をドン・キホーテマニアが正直レポート
執筆者: ライター/松本果歩
ちょっと微妙な点
多くの方が想像されるであろうことは、「そんなに簡単にたためてしまうのなら、広げて使っている時にも勝手に縮んでしまったり、強度に不安があったりするのでは?」ということだと思います。どのような使い方をするかにもよるとは思いますが、強めに叩いてみたり揺らしてみたりした感じでは決して「キャリーケースとして弱い」感じはありませんでした。
見た目はプラスチック製ということで若干おもちゃっぽさがあるように見えますが、プラスチックの中でも強度のあるポリプロピレン製ということもあり、おかしな使い方をしなければ問題ないと感じました。
ただ、ちょっと気になったのはハンドルの出し入れの際にちょっとひっかかることが何度かあったことです。引っ張りだすことはできるけど収納する時に戻らなくなった……のが何回かありました。取扱説明書には「キャリーバーの長さを調節する際には、キャリーバーを一番長い状態にまで引き出してから、ご希望の段階まで下げていくようにしますとスムーズに調節できます」とあったので、単にコツが必要なだけかもしれません。
前段で「おかしな使い方をしなければ問題ない」と思うとは書きましたが、キャリーケースをちょっと雑に扱いそうな海外の航空会社で旅行・出張をする際や、ボコボコとした道をガンガンキャリーケースを引いて突き進む……といったハードめな旅の際には少しその堅牢度に不安が残るかもしれません。
あくまで「ゆっくり国内旅行1泊2日」とかなら大丈夫だと思う、という感じですね。
微妙な点としては、折りたたんだ状態でカチっと固定することができないこと。ふわっと元に戻ろうとする感じがあります。これは仕方がないのかな……。
付属のバンドで止めれば問題ない気もします。折りたたむのはあくまで収納時ですから、微妙ではありますがそこまで欠点とは感じませんでした。
折りたためる利便性がある一方で「何があっても頑丈!」とは言い切れない「スキマッチキャリーケース」。何においてもすべてのワガママを叶えることは難しいですから、何を重視するかで選ぶと良いと思います。「そこまで激しい旅はしない&使わない時はスリムになるといいなぁと思う」方にはおすすめしたいです。
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文・撮影/松本果歩
※記載の価格は筆者が購入した店舗の金額です
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ライター松本果歩
インタビュー・食レポ・レビュー記事・イベントレポートなどジャンルを問わず活動するフリーランスライター。コンビニを愛しすぎるあまり、OLから某コンビニ本部員となり店長を務めた経験あり。日本酒・焼酎・発酵食品が好き。
Website:https://monomax.jp/
お問い合わせ:monomaxofficial@takarajimasha.co.jp
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