言葉についてのお仕事が増えています
久芳 前回インタビューさせていただいたときより、「NHK俳句」のレギュラーだったり、noteで短編小説を発表したり、言葉のお仕事が多くなりましたね。
庄司 そうですね。noteはお仕事のつもりはなかったのですが、あの短編を読んでいただいて他の仕事に繋がったりしたので、ありがたいです。本を読むのも好きなので、これまで積み重ねてきた役者やモデルのキャリアと、もう一つ別軸で言葉のお仕事ができたらと思っています。
久芳 noteの短編小説のネタはどこから拾ってます? 人間観察とか?
庄司 僕は話を聞くこともおしゃべりも好きだから、友達とかと飲みに行ったときや、何かのつきあいでどこかへ行ったりしたときなど、そこで僕の引き出しにないお話が山ほど聞けるんです。そういういうものを一個一個もみくちゃにするというのをやっています。
久芳 小さい頃から物書きというか文章を書くのも読むのも好きでした?
庄司 どうでしょう。学生の頃は母の影響で経済誌や雑誌を読んでいました。あと、僕はなぜか国会議員のモノマネが好きで、国会中継を見ている変なやつだったんです。当時首相だった安倍さんのモノマネがしたくて、何回も何回も国会中継を見て練習してました。また、面白い語彙が好きだったりするんです。本の中にしかない表現もそうですし、そのシチュエーションでしか使わない言葉とかありますよね。僕の父は、賭けるのはしないですが、競馬中継番組を見るのが好きだったんです。僕はそこに出てくる競馬用語がすごく面白いなと思っていて。向正面とかハナ差とか三馬身差とか。そんな風に、日常でちょっと面白い言葉に出会ったら、何かに使えるかなと思ってストックしたりしています。
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この記事を書いた人
ライター金山 靖
文房具、家電、インテリア、雑貨などライフスタイル系グッズに精通。商品の企画開発担当者をはじめ、タレントや文化人などへのインタビュー経験も豊富。カップ麺やお菓子などグルメ全般にも造詣が深い。
Website:https://monomax.jp/
お問い合わせ:monomaxofficial@takarajimasha.co.jp
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