昨今、ネオクラシックなモデルが人気となっているが、それとはまた一味違った個性やアクティブな走りを求める人も多い。さらに比較的大人しめなデザインの国産モデルとはキャラクターや存在感、そして走りも異なるのが海外モデルである。
数多ある海外メーカーの中でも他にはないアグレッシブなスタイリングや刺激的な走り、そしてシャープでメリハリのあるボディフォルムが魅力としているのがオーストリア生まれのオートバイブランドKTM。さらにそのKTMの中でもストリートに映え、街乗りからツーリングまで幅広くこなしてくれるモデルがネイキッドスタイルの「DUKE」シリーズだ。
排気量も125ccから1390ccまでと幅広いモデルを揃え、乗り手の体格や活用用途、そしてデザインや走りの好みに応じて選ぶことが可能。今回は、前回紹介した小中排気量モデルでは物足りないという人におすすめしたい大型モデル990、1390の2モデルをご紹介!
前回の記事はこちら!⇒「普通二輪免許で乗れるお手頃バイク」アグレッシブなデザインと走りが魅力!“KTMのDUKEシリーズ”250cc&390ccに乗ってみた
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「ドクターイエローを徹底解剖」魅力満載!知られざる…裏側、歴史、豆知識を深堀りしてみた【乗り物の人気記事ランキングベスト3】(2025年1月版)
スポーツライドも満喫可能な“刺激的な”990DUKE
DUKEシリーズの上位モデルとなるこちらは、ミドルクラス以下のモデルたちとは異なる風貌を持つ。余分なものを削ぎ落としたようなLEDヘッドライトはインパクトがあり、個性と存在感を備えたデザインに。
しかもそのヘッドライトは機能的にも優れ、ヘッドライト周りに配置されたポジションライトとデイタイムランニングライトは、ダッシュボードに内蔵された光センサーが周囲の明るさを感知して光量を自動調整してくれる、さらにイグニッションをオフにしてもヘッドライトが数秒間点灯したままになるカミングホームライト機能も装備されている。
アスリートのような筋肉質なボディには、LC8cエンジンを進化させた947ccの並列2気筒エンジンを搭載。車体は250や390に比べるとやはり大柄もシェイプされているのでライダーとのフィット感が高く、扱いやすい。シート高は250や390とほぼ変わらない825mm、座面もスリムで脚を下ろしやすく、両かかとはしっかりと地面に着く。その走りは出だしからしっかりとしたトルク感があり、力強さを感じる。
スロットルを開けるとその動きに素早く反応し、ストレートではグングンと力強く加速をしてくれる。またコーナリングも快適で、曲がる度に楽しく感じさせてくれるほど。アグレッシブさと余裕のある安定感のある走り、その両方を楽しむことができ、ツーリングとスポーツライド、両方楽しみたいという人にフィットするモデルとなっている。
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この記事を書いた人
ライター安室淳一
クルマ、バイク、自転車専門誌の編集を経てフリーランスに。現在は乗り物とそれに関連するギアやファッション、遊び方等を中心に、雑誌、WEB、カタログ、広告等で編集・執筆活動中。
Instagram:@freerider1226
Website:https://monomax.jp/
お問い合わせ:monomaxofficial@takarajimasha.co.jp
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