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特集トレンドモノ3選

「カニカマの起源は人工クラゲの失敗作」カニよりウマいかも?“絶品おすすめカニカマ3選”“巻くだけ簡単レシピ”をマニアが徹底解説

執筆者:

カニカマ

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カニカマというと必ずスーパーにも置いてある身近な存在ですが、実はインスタントラーメン・レトルトカレーと並ぶ「戦後の食品三大発明」と言われているのだそう!ふと気づけばカニカマの進化はすさまじく、現在ではその味も見た目もかなりカニに近づいています。これまで 4000本以上のカニカマを食べてきた、食の専門家のスギ アカツキさんに聞きました。

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人工クラゲをつくろうとした際の「失敗作」がカニカマのはじまり!?

カニカマをほぐしたもの「日本で初めてカニカマを作ったのが石川県の食品加工メーカーであるスギヨです。かなりの老舗企業ですが、1972年頃、日本と中国の貿易関係が悪化して中華料理の食材のクラゲの輸入がストップしてしまったことから『人工クラゲを作ってほしい』という依頼が舞い込んだのがカニカマ開発のきっかけでした」(スギ アカツキさん)

ん?カニ風味のかまぼこを作ろうとしたのではなく、最初はクラゲを目指していたのですか?

「そうなんです。スギヨでは大規模なプロジェクトを発足し、1年近くかけて『見た目も味もほぼ人工クラゲ』の商品が完成しました。しかし、醤油をかけると食感が微妙に……試しに細かく刻んで食べてみたところ『カニっぽいぞ』となってカニカマの製造へとシフトしたのがきっかけです」(スギ アカツキさん)

結局人工クラゲは出来なかったのか?ということは気になりますが、偶然生まれたものだったんですね。とはいえ、今ではカニカマはスギヨの主力商品。なんと毎月22日をカニカマの日」と制定しています。なぜ毎月22日?

「かにのハサミの形状が漢字の『ニニ』に似ているからです。毎月22日ですが6月だけは別。6月22日は『カニの日』なので、本物のカニに敬意を払って6月は除外されています。カニカマはあくまで本物のカニ風味を再現したものですから」(スギ アカツキさん)

安くて美味しくて栄養抜群のカニカマなのに、本物のカニに敬意を払っているというのが謙虚ですね……。

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この記事を書いた人

松本果歩

ライター松本果歩

インタビュー・食レポ・レビュー記事・イベントレポートなどジャンルを問わず活動するフリーランスライター。コンビニを愛しすぎるあまり、OLから某コンビニ本部員となり店長を務めた経験あり。日本酒・焼酎・発酵食品が好き。

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