インスタントラーメンハンターの大和イチロウです。私はインスタントラーメンを36年間、365日食べ続け、今までに計25000食を味わってきたマニアであり、最近では「中の人」としてもカップ麺や袋麺を監修する日々を過ごしております。
巷では長崎チャンポンに熱い視線が注がれています。クリーミーなスープに野菜を手軽に摂れるということが多くの人に再認識されて、提供するお店が増えているようです。そこでさらに手軽に食べていただきたいということで数あるチャンポンの中から絶対食べていただきたい厳選のカップ麺3選をお届けしたいと思います。
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「ヤバい…1,186kcal一気食いしちゃう」少量なのはドンキの優しさ!? “カシューナッツ×はちみつ”の危険な食べ物をドン・キホーテマニアが実食レポート
第3位 1959年から即席麺を作り続けて60余年!九州の老舗が放つロングセラーな一杯
マルタイ
「長崎ちゃんぽん」
¥236(税別)437kcal
全国的には棒ラーメンでおなじみのマルタイですが、その即席麺の歴史は長くほぼ日清食品と同期です。この長崎ちゃんぽんは1976年からの超ロングセラーカップ麺。しかもカップ型チャンポンとしても業界初のパイオニア。
1000出しても3つも当たらない「千三つ(せんみつ)」の業界としてはいかに九州でいまだ愛されているかがわかる歴史です。
カップ内構成は粉末スープ・乾燥かやく・調味油となっています。2019年からは「マルタイちゃんのちょっぴりエコ運動」と題し、別添だったミックススパイスを粉末スープに入れ込んで小袋が1つ減っています。
具材はキャベツ・にんじん・コーン・かまぼこ。長崎チャンポンの特徴を押さえたおなじみの具材となっています。
とても口当たりのよいポークエキスをベースに魚介の旨みと野菜の甘みを感じる構成となっています。豚骨感をしっかり伝わってくるのは別添の調味油のポークオイルによるもの。豚骨系ラーメンに慣れていない方は、途中から加減を見て足していってもよいかと思います。
5分の戻し時間が語っているのは、この麺の太さ。丸型のウェーブ中太麺はモチモチ食感と食べごたえある小麦の香り高い麺の旨み。箸で持ち上げた時の重量感がすでに満足感を与えてくれます。ノンフライ麺が主流となりつつある昨今のインスタント麺業界で、フライ麺でしか出せないこのスープとの調和を最後の一滴まで味わっていただきたいです。
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この記事を書いた人
食文化研究家大和イチロウ
趣味として、時にはカップ麺や袋麺の監修を手がける“中の人”として、日々インスタントラーメンにまみれているラーメンマニア。即席麺「一日一麺」を掲げ、36年で25,000食を実食。その足と舌で日本全国から集めた絶品のご当地袋麺を取り扱う専門店・やかん亭代表。
Instagram:@yamato160
Website:https://yakantei.com/
お問い合わせ:info@yakantei.com
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