大きい「大秘宝箱」はさらに謎が深まった
まだ小さい「大秘宝箱」の謎は解決しないままですが、続いて「大秘宝箱DX」を開封してみることにします。
こちらもテープで厳重に隙間のないように密閉されています。
厚紙でできたパッケージの中から、やはり段ボール箱が出てきました。
中身が透けて見えることのないように、あるいは振った音(?)などで中身を推測されることのないように段ボール箱に入れているのでしょうか。
開封!大きいものはきっとたくさんいろいろ入っているはず!……と思ったら?!
商品点数は小さい方と同じ4つ!ひとつひとつのサイズがデカい、ということなの?!そして「当たり」はこちらにも入っていませんでした。
まず目につくのは2023年6月発売の「マテルゲーム ホットウィール くみたてボカン!パニックゲーム」。定価は4,180円のようですが、現在はアマゾンや楽天などで1,500~2,000円前後で販売されています。ミニカーを早く組み立てることを競うゲームで、最初に組み立てたプレイヤーがタイヤをたたくと他のプレイヤーが組み立てているミニカーがバラバラにクラッシュしてしまう、というもの。
続いては海外製「ルノー カングー」のミニカー。調べても海外のサイトの情報がほとんどでよくわかりませんでしたが、おそらく数百円の商品ではないでしょうか。
そして「振り下ろせば一瞬で刀が伸びる斬空剣」。戦いごっこが好きなお子さんにはウケそうですが、親としては「家の中で振り回さないで!」とイライラしてしまいそうです。アマゾンでは¥3,480で販売されていましたが、本当は1,000円前後くらいじゃないかな……。
最後は「ウォール&ウィンドウステッカー アニマル」。2015年に発売され、現在は販売終了している商品です。定価は1,620円。壁に貼ってお部屋を可愛く装飾できるステッカーですね。
というわけで、推定総額はミニカーを600円と想定して定価で計算すれば10,000円ほど。現在の価格でも5,000円くらいの価値があるおもちゃが入っていることになります。が、これも対象年齢がバラバラすぎる気がします。
そして気になったのはどれもドンキでは売られていないっぽい商品だということ。販売時期がバラバラで2011年のものもあることを考えると、ドンキで「売れ残った商品を詰めた」などではなく、こういうセット売りの商品を販売しているところから仕入れているのでしょうね。
昔ながらの「福袋」っぽさがあるというか、価格は必ず元が取れるようにはなっているものの、決して「全部ほしかったやつ!!」となるわけではないところが逆に面白いっちゃ面白い気はします。
お子さんが欲しいといったら、大人としては止めたいけれど、「福袋っていうのはこういうもんなんだよ、二度と欲しがるなよ!」と学んでいただくためには手に取りやすい価格ですし良いかもしれません。
あるいは大人が「当たりが入っているかも」「うわ、これ懐かしい!」なんて盛り上がるには面白いかもしれませんね。「出てきたおもちゃを全部使ってボケる」ゲームをするとか。「出てきたものをメルカリに出品して一番高い売り上げを手にした人が勝ち」ゲームをするとか。工夫次第では大人なら結構盛り上がるかもしれませんね!
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文・撮影/松本果歩
※記載の価格は筆者が購入した店舗の金額です
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この記事を書いた人
ライター松本果歩
インタビュー・食レポ・レビュー記事・イベントレポートなどジャンルを問わず活動するフリーランスライター。コンビニを愛しすぎるあまり、OLから某コンビニ本部員となり店長を務めた経験あり。日本酒・焼酎・発酵食品が好き。
Website:https://monomax.jp/
お問い合わせ:monomaxofficial@takarajimasha.co.jp
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