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「幻の名車がついに復活」縦置きVツインエンジンは健在…モト・グッツィ“新型 V7 SPORT”がこの春登場!

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オートバイの歴史

オートバイの誕生は1873年。ウィーン万博のときにフランスの発明家によって発表された蒸気機関の二輪車でした。それから長きにわたってオートバイの主燃料、ガソリンによるエンジンを開発したのがドイツのゴットリープ・ダイムラー。いまやメルセデスベンツの親会社「ダイムラー」の前進となる組織の創業者です。

1894年にはドイツのH&Wによってオートバイが量産化され、1903年にアメリカで単気筒エンジンを搭載した二輪車が開発されました。アメリカ初となるオートバイを手掛けたのは、ウィリアム・S・ハーレーとアーサー・ダビッドソン、アーサーの兄であるウォルター・ダビッドソンの3人。

そして1909年にこの3人はVツインエンジンを搭載したハーレーダビッドソンを製造、量産化します。そのVツインエンジンの原型に大きな変化はなく、100年以上経ったいまでもハーレーダビッドソンに採用されているのだから、いかに完成度が高かったことがうかがえます。

20世紀初頭はオートバイ業界の黎明期。オートバイが2台あれば、どちらが速いのか、誰が一番速いのかを競いたくなるもので、当然ながらレースも活発でした。そんな背景の中、たくさんのメーカーが生まれ、そして消えていきました。モト・グッツィが誕生するのは1921年のことです。多くのメーカーがレース活動に力を注ぎ、スポーツモデルに重点を置くのに対し、モト・グッツィはレースに参加しながらもツーリングモデルを手がけていました。

V7 Sportは、6 軸慣性プラットフォーム(IMU)を採用し、電子制御の精度レベルが大幅に向上モト・グッツィは1957年にレースの世界から撤退しますが、1965年にV型エンジン搭載のV7が量産化され、1967年にはスポーツモデルの初代V7 SPORT(スポルト)が発売され、歴史的名車となるのです。

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この記事を書いた人

坂東 漠

パーツデザイナー坂東 漠

スタンドがないと倒れる。ライダーの支えがないと自立できない。ライダーがいてもときにコケるといった2輪車の特性に魅了され、自転車、e-Bike、モーターサイクルの部品を開発。多くの人は気づかないが、それがないと成り立たないといったパーツを手がけている。

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