Ultra HD Blu-rayドライブを搭載する4Kノートに注目
この夏も多くの新作パソコンが登場しています。タブレット型やモバイル、そしてゲーミングPCまで、選択肢は多彩です。そのなかで今回注目したいAVノートがあります。それがNECの「LAVIE Note Standard NS850/HAB」です。
このノートPCは、4K(3840×2160ドット)の高解像度表示に対応した15.6型ワイド液晶ディスプレイを搭載する高性能モデル。なかでも注目のポイントといえるのが、内蔵の光学ドライブです。
ノートPCで初となる、UHD BDの再生に対応するUltra HD Blu-rayドライブを搭載。これによって4K液晶ディスプレイの高解像度を活かした、きめ細かな映像が表示できます。
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そこで実際に通常のBDドライブを搭載した旧モデルで、フルHD画質のBDを再生した映像と、「NS850/HAB」でUHD BDを再生した映像を見比べてみました(残念ながら著作権の関係で映像はお見せできません)。
通常のBDの映像も付属の再生ソフト「PowerDVD」によるアップスケーリング機能により高画質で表示できました。搭載する4K液晶ディスプレイが非常にクリアで明るいため、すっきりした映像が楽しめました。しかし、UHD BDの、画質は比べるまでもないほどにレベルが違うものでした。
今回は明るい映像が中心の風景コンテンツと、暗めの映像が多い映画で映像を見比べましたが、ただ解像度が高いだけとは思えないほどの違いでした。もっとも大きいのは立体感です。4K画質のUHD BDでは同じ映像に奥行きが感じられ、より高いレベルの臨場感を楽しむことができました。
残念ながらノートPC用のHDR対応ディスプレイはまだ存在しないため、「NS850/HAB」もUHD BDの映像はSDR画質での表示となります。しかし、NECによると、HDMI端子からの映像出力で、HDR対応ディスプレイに接続すれば、HDR映像を映し出すことができるとのこと。つまりUltra HD Blu-rayプレイヤーとしても利用可能です。
また、AVノートとして注目したいのがサウンド機能として、2.1ch YAMAHAサウンドシステムを搭載すること。スピーカ 2W+2W ウーファ 4W(FR-Port方式)と、ヤマハ AudioEngineによる音響効果により、臨場感あふれるサウンドが再現できます。
最後に基本性能を紹介しましょう。CPUには最新のCore i7 7567U(3.50~4.00GHz)を搭載。メモリは標準で8GB、ストレージには、アクセス速度の速い1TBのSSHDを搭載しています。
このように「LAVIE Note Standard NS850/HAB」は基本機能も高いため、AVノートとしての利用はもちろんのこと、ビデオ、写真編集などのクリエイティブ用途にも適しています。
実勢価格は約22万8000円です。
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