「鳥取」と聞いてまず思い浮かぶのは、やっぱり鳥取砂丘や水木しげるロード。もちろん、そんな定番スポットも外せないけれど、実は鳥取には、もっとディープでクセになる楽しみ方があるんです。たとえば、海辺から湧く全国でも珍しい温泉だったり、素材にこだわり抜いた燻製ランチ、さらには寄木細工が体験できる工房や、風情あふれるそばの名店、ご利益を求めて巡りたくなる開運神社などなど!
観光地のにぎわいを少し離れて、自分のペースで過ごす鳥取旅。今回はそんな、“ひそかに通いたくなるスポット=ひそスポット”を巡ってきました。王道と穴場をうまく組み合わせて、自分だけの旅プランを作ってみてください。
【前編を読む】「今、鳥取中部がじわじわアツい」“アート”と“レトロ映え”が楽しめる!?新感覚トリップ体験ができる鳥取の癒しスポット3選。旅好きライターの体験レポート
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「冷凍パスタの進化速度がハンパない」もはや生麺なもっちもち食感!驚愕のクオリティを誇る“魚介系冷凍パスタ3選”を食べ比べてみた
一口ごとにじんわり感動。こだわりの燻製ランチ『燻製道楽』
倉吉市の山あいに店を構える『燻製道楽』。店内に入った瞬間、ふわっと漂うスモーキーな香りに、胃袋が一気に目を覚ましました。 ここでは、県内産の無農薬野菜や鮮魚を使った“本気の燻製料理”が味わえます。店主さんは趣味で始めた燻製づくりにどハマりして25年以上。2020年に念願のお店をオープンし、2024年に現在の場所へ移転。口コミで評判が広まりつつある隠れた名店です。
今回いただいたのは、お店の人気メニュー「燻製スペシャルランチ(¥1,800)」。お客さんの「いろんな燻製を少しずつ食べたい!」という声から生まれたセットだそうで、これがとにかく豪華! さば、鮭、バラベーコン、肩ロースベーコン、ソーセージ、ポテサラ(もちろんベーコン入り)、チーズ、ゆで卵と、8種の燻製がずらり。すべてが自家製で、一口ごとに驚きがあります。私はごはん&お味噌汁セットを選びましたが、ベーグル&スープセットもあるのでお好みでどうぞ。
この燻製、使うチップにもこだわりが。鳥取特産・二十世紀梨の剪定枝を桜チップにブレンドしたもの。マイルドで深みのある香りが食材にしみ込んでいて、食べるたびに「これが本物の燻製か!」と、思わずうなるおいしさ。店主さんいわく「燻製は香りが主役じゃない。あくまで素材のよさを引き出す“脇役”」とのこと。その言葉通り、香りと味のバランスがお見事で、もう市販の“なんちゃって燻製”では物足りなくなるかも。
お店には、調味料やおつまみ系の燻製アイテムがずらり。ついつい買いたくなる豊富なお土産が揃っています。特に人気なのが「燻製醤油」「燻製塩」「つぶつぶマスタード」。3点セットのギフトBOX入りもあり、オンラインでも購入できるので、旅先で荷物を増やしたくない人にも嬉しいですね。そのほかにも、燻製ナッツや芋ケンピ、チーズやゆで卵など、定番からちょっと意外なものまでラインナップ。魚やチーズなどの要冷蔵アイテムは、持ち帰りの際に保冷バッグやクーラーボックスがあると安心かも。
ちなみにお店のすぐ隣には『旧国鉄倉吉線廃線跡 観光案内所』があり、その裏手がウォーキングコースのスタート地点。ランチのあとにふらりと散策できる、食後にちょうどいいお散歩コースです。
DATA
『燻製道楽』
住所:鳥取県倉吉市関金町泰久寺77-1
TEL:0858-33-4513
https://kunseidouraku.com/
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この記事を書いた人
ライター・エディター鈴木恵理子
11年間の編集プロダクション勤務を経て、2011年よりフリーランスに。雑誌やムック、ウェブなどで、ヘアやビューティページを中心に活動中。暮らしに役立つ実用系やメンズのビューティ記事の経験も豊富。好物は古物や古道具。
Website:https://monomax.jp/
お問い合わせ:monomaxofficial@takarajimasha.co.jp
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